岡山県倉敷市、リウマチ・内科・聴覚ドッグ、医学博士・篠原佳年の【わいわいクリニック】

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リウマチ医療の新局面

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間違いだらけのリウマチ医療

更新日:2018.11.09

平成29年11月頃より、右肩痛が出現したため、近医の内科を受診。打撲と診断され、痛み止めを服用。しかし、徐々に両手指の腫れや手首の痛みが増強したため、総合病院リウマチ科を受診。リウマチと診断され、プレドニン10㎎/日、アザルフィジン2T/日を処方された。その後、症状が改善したため、プレドニンは4㎎/日まで減量となった。
その頃より、右肩痛、両手首痛、左手指の痛みが出現。主治医に訴えるも、全く聞いてもらえず、「現状維持でいきましょう」と言われたため、知人の紹介で当院を受診することとなった。
当院では、ステロイドを中止するために、治療をアクテムラ点滴に変更。
現在は、炎症反応も痛みも軽減。
ステロイドは近々中止する予定である。

間違いだらけのリウマチ医療

更新日:2018.11.02

平成20年頃、右膝関節痛が出たため近医を受診。そこで関節リウマチと診断され、薬が処方された、。痛みが軽減したため、自己判断で治療を中止した。
平成24年頃、咳が続くため総合病院呼吸器科を受診。検査にてサルコイドーシスと診断され、肝硬変も合併していると言われた。サルコイドーシスの治療は、プレドニン(5)6T/日から開始された。漸次影が消失し、サルコイドーシスが治癒したため、プレドニンも減量後中止となった。
その頃より、右膝関節痛がまた出現したため、同病院のリウマチ科を受診。関節リウマチの再燃だと言われ、プレドニン(5)1T/日、ケアラム、リウマトレックスを処方された。しかし、ケアラムとリウマトレックスの副作用が出たため中止となった。ステロイドが処方されていて、副作用予防で抗潰瘍剤、睡眠薬などの薬が処方されていた。しかし、その後moon faceとなり、毛細血管が拡張し顔が真っ赤になり、気分も良くなく、眠れない状態が出現。その旨を主治医に訴えるも、薬の見直しをしてくれず、心療内科の受診を勧められた。
約2年間、プレドニンのみの治療をしてきたが、一向に両膝の痛みがとれず、上記の様々な症状も軽快しないため、インターネットで調べて、当院を受診することにした。
私が、持参された検査データを見ると、CRP(6+)、MMP-3 221と上昇しており、リウマチの活動性は高く、貧血も出現していて、とても良くない状態であった。右手首の変形は目立ち、両膝には関節液が貯留していて、歩行困難な状態であった。
前医で肝生検されて肝硬変と診断がついていたが、当院での血液検査では、慢性肝炎に近いデータであった。
今後当院では、治療をアクテムラに変更し、ステロイドの減量を開始した。2~3か月後には、諸症状もすべて消失し、ステロイドも中止できると考えている。

リウマチの治療を受けていて、炎症や痛みがとれないのなら、治療がうまくいっていません。おそらくCRP(全身の炎症)も上昇し、MMP-3(滑膜の炎症)も上昇していると思われます。治療の変更が必要です。

更新日:2018.10.01

整形外科でリウマチなのに変形性膝関節症で治療されていた、というよくあるケース

<65歳 女性>
約1年前から、膝に水が溜まるようになり、近くのリウマチを専門としている整形外科を受診。そこでは、変形性膝関節症と診断されていた。
7月にその整形外科で血液検査をしたところ、リウマチ因子と抗CCP抗体が異常に高いため、リウマチと即診断がかえられ、さらなる専門医を紹介された。しかし、転医する説明が良く理解できないため不審に思い、紹介先には行かなかった。
知人の紹介で当院を受診。検査してみると、CRP(1+)、MMP-3は195で軽度~中等度のリウマチの活動性を認めた。第一選択として、リウマトレックス(3cap/週)の投与を開始した。
1か月ごとに採血するも、リウマトレックスの効果はなく、検査結果は改善しないので、4cap/週に増やした。
次も効果がなければ、リウマトレックスのノーレスポンダーで効かないタイプかもしれないので、治療方針の変更(生物製剤など)が必要と考えられる。

間違いだらけのリウマチ医療

更新日:2018.10.01

専門医に行ったばかりにリウマチにさせられてしまい、たまたまリウマチを引き起こす引き金になった珍しいケース

<69歳 女性>
平成29年4月、右手親指、右足裏、外反母趾に腫れや痛みが出たため、近医の整形外科を受診。そこでは、検査もしていないのに、リウマチではないと言われたため、おかしいと思い、専門病院に変更された。検査の結果、リウマチと診断され、治療の薬(プレドニゾロン2㎎/日、メトレート(2)5cap/週、リマチル200㎎/日)を処方された。
しかし、両膝の痛みは治まらず、何度も関節液が溜まったため、近医の整形外科を受診。そこでは、変形性膝関節症ということで、関節液の抜水とヒアルロン酸の注射の治療を受けていたそうだ。しかし改善せず、ネットで当院を探し受診することとなった。
持参された検査データを見て、「リウマチと診断されたときには、リウマチ因子もなく、炎症を表すCRPもなく、リウマチは発症していなかった。でも、免疫抑制剤を数種服用したため、免疫力が極端に低下してしまって、半年後には本当にリウマチが発症していますね」と患者さんに伝えた。
またステロイドの副作用なのか、腰椎の圧迫骨折も起きていた。患者さんから、ステロイドを中止したいという意向があったので、まずリウマトレックスを止め、アクテムラの治療に変更することにした。
アクテムラの治療に変更し、1,2回目から炎症反応は消失し、両膝から関節液もなくなり、その後3回目からは経過も良好。次回から、ステロイドを中止する予定である。
これは、専門医を受診したためにリウマチと誤診を受け、治療で免疫抑制剤を処方され、免疫力が低下してしまった。そのために、もともと持っていたと思われるリウマチの体質が本当に出てしまった、と考えられる稀なケースである。

滅多にないことですが、CRPがマイナスでMMP-3 のみ上昇している方は、今の治療がうまくいっていない(滑膜炎が治っていない)ので、治療の変更が急務です。                             また話は変わりますが、来院されるたくさんの方々がプレドニンを服用されています。プレドニンは抗リウマチ薬ではありません。プレドニンを服用をされている方や服用の中止を考えている方は、当院にご相談ください。

更新日:2018.10.01

なぜ高齢者に多量の免疫抑制剤を、それも全く効いていない!

<83歳 男性>
平成28年10月、両手首に痛みがあったため、総合病院を受診。検査にてリウマチと診断され、高齢にもかかわらず、プレドニン10㎎/日、ケアラム50㎎/日、プログラフ1.5㎎/日という多量の免疫抑制剤が出されていた。それに加え、胃薬や降圧剤、抗生物質などがプレドニンの副作用予防のために処方されていた。
それにもかかわらず、両手首の痛みは良くならず、2年後に知人の勧めもあって、当院を受診。
初診時には、両手首の痛みに加え、両膝に関節液を認め、歩行困難な状態でした。
検査すると、ヘモグロビン9.3と貧血が著明であり、CRP(6+)と高く、滑膜炎を表すMMP-3は1000を超えリウマチの活動性はMAXに高く、薬は全く効いていない状況であった。
当院では、プレドニン以外はすぐに中止し、アクテムラの治療を開始した。
アクテムラの1回の皮下注で、CRP(1+)、ヘモグロビン10.7と著明に貧血は改善し、関節の腫れも消失し、他の関節痛も軽減してきている。今後はプレドニンも中止でき、アクテムラの単独治療で十分寛解されるものと考えている。
高齢者には、ソフトでリスクの少ないものを選択すべきである、と考える

症状が改善しない、現在されている治療の効果が感じられない・・・そんなお悩みをお持ちの方、まずはお気軽にご相談下さい。

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