岡山県倉敷市、リウマチ・内科・聴覚ドッグ、医学博士・篠原佳年の【わいわいクリニック】

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リウマチ医療の新局面

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高齢者にステロイドをたくさん投与していた症例

更新日:2018.12.11

<85才 女性>
平成28年、草取り中に下肢のしびれ、膝、股関節に痛みがあり、動きにくくなる。近医を受診し、血液検査にてリウマチと診断され、プレドニン5㎎/日、メトトレキサート4cap/週を処方され、ときどき肩などに局注を受けていた。
平成29年、主治医が変わったため、生物製剤のアクテムラが追加になった。炎症も関節痛も消失したが、6回目終了後ふらつきなどの体調不良があった。主治医はアクテムラの副作用と考えられ、中止になった。その後生物製剤のシンポニー(月1回)に変更された。
膝から下がカチカチに腫れ変色していると伝えると、主治医からプレドニンの副作用だと聞いた。しかし、生活しにくいため何とかならないかと思っていた。知人から「あまり変形がないので、私と同じようにリウマチがまだ発症していないのではないか」と言われ、当院受診となった。
持参された検査データを見ると、炎症所見はあまり見られなかった。レントゲンを撮ってみても、リウマチの変形はほぼ見られなかった。抗CCP抗体ははかられていなかった。MMP-3は一度もはかられていなかったが、リウマチ因子は600と高く、前医はリウマチ因子を定期的にはかり、それをメルクマールに治療を継続していた。そのため、85才と高齢にもかかわらず、使用すべきではないステロイドを処方され、リウマトレックス、シンポニーと非常にリスクの高い薬が出されていた。
すべきでないことがたび重なっていることは非常に遺憾である。
炎症がなければすべての薬を中止し、炎症があればアクテムラの治療を再開し、その他の薬は減量~中止する予定である。

間違いだらけのリウマチ医療

更新日:2018.12.07

総合病院で約8か月間、リウマチ性多発筋痛症を診断され、ステロイド15㎎投与されていた。
ステロイドの量が多く、ご本人は副作用が心配で、また両肩や左膝の関節痛が軽減しないため、知人の紹介で当院を受診することとなった。(当院受診時には、ステロイドは10㎎に少し減量されていた)
検査してみると、リウマチ因子陽性、CRP・MMP-3ともに上昇しており、他の診断基準と併せて関節リウマチと診断した。ステロイドによる精神不安と糖尿病も合併していたため、副作用の少ない抗リウマチ剤としてリマチルを処方し、ステロイドの減量を開始した。
しかし、プレドニン8㎎からは痛みが増強したため減量できず、治療をアクテムラに変更した。すると、アクテムラは非常に効果的で炎症所見や関節痛も消失し、ステロイドはその後スムーズに減量でき、現在では中止している。
このケースは、診断が間違っていたのではあるが、診断はもっと注意を払うべきであり、また高齢者へのステロイドの投与はもっと慎重になるべきである。

高齢者にステロイドをたくさん投与していた症例

更新日:2018.12.07

<76才 女性>
約半年前、近くの整形外科でリウマチと診断され、プレドニン10㎎/日、メトレート4cap/週を投与されていた。
検査データも詳しい説明も一切なく、体調は一向に良くならず、今年8月には転倒により尾骶骨を骨折された。整形外科にて骨折は治癒されたが、薬は骨折中も骨折後も変更がなかった。
腰の痛みや体の倦怠感を強く伝えるも、何も答えず「今日はリハビリをして帰りなさい」と言われた。ご家族が心配されて、インターネットで病院を探し、当院を受診することとなった。
来院時は、両膝に関節液が溜まり、腰痛もあるため歩行困難な状態で、生活に大いに支障がみられた。
危険な薬を服用しているが、検査してみるとCRP(4+)、MMP-3 1653と非常にリウマチの活動性が高く、全く効果が認められなかった。そのため、当院ではリウマチ治療をアクテムラ皮下注(2週に1回)に変更し、効果が出ればステロイドは減量~中止する予定である。
このケースも、高齢者に抗リウマチ剤でないステロイドを10㎎と大量に投与し、副作用と思われる骨折が起きても変更せず、私が医者になったころのリウマチが治らない20~30年前の治療を現在も行っている。
今でもこのようなことが起きているということは、非常に驚きである。

不適切な治療が行われていた症例

更新日:2018.11.09

平成29年11月頃より、右肩痛が出現したため、近医の内科を受診。打撲と診断され、痛み止めを服用。しかし、徐々に両手指の腫れや手首の痛みが増強したため、総合病院リウマチ科を受診。リウマチと診断され、プレドニン10㎎/日、アザルフィジン2T/日を処方された。その後、症状が改善したため、プレドニンは4㎎/日まで減量となった。
その頃より、右肩痛、両手首痛、左手指の痛みが出現。主治医に訴えるも、全く聞いてもらえず、「現状維持でいきましょう」と言われたため、知人の紹介で当院を受診することとなった。
当院では、ステロイドを中止するために、治療をアクテムラ点滴に変更。
現在は、炎症反応も痛みも軽減。
ステロイドは近々中止する予定である。

不適切な治療が行われていた症例

更新日:2018.11.02

平成20年頃、右膝関節痛が出たため近医を受診。そこで関節リウマチと診断され、薬が処方された、。痛みが軽減したため、自己判断で治療を中止した。
平成24年頃、咳が続くため総合病院呼吸器科を受診。検査にてサルコイドーシスと診断され、肝硬変も合併していると言われた。サルコイドーシスの治療は、プレドニン(5)6T/日から開始された。漸次影が消失し、サルコイドーシスが治癒したため、プレドニンも減量後中止となった。
その頃より、右膝関節痛がまた出現したため、同病院のリウマチ科を受診。関節リウマチの再燃だと言われ、プレドニン(5)1T/日、ケアラム、リウマトレックスを処方された。しかし、ケアラムとリウマトレックスの副作用が出たため中止となった。ステロイドが処方されていて、副作用予防で抗潰瘍剤、睡眠薬などの薬が処方されていた。しかし、その後moon faceとなり、毛細血管が拡張し顔が真っ赤になり、気分も良くなく、眠れない状態が出現。その旨を主治医に訴えるも、薬の見直しをしてくれず、心療内科の受診を勧められた。
約2年間、プレドニンのみの治療をしてきたが、一向に両膝の痛みがとれず、上記の様々な症状も軽快しないため、インターネットで調べて、当院を受診することにした。
私が、持参された検査データを見ると、CRP(6+)、MMP-3 221と上昇しており、リウマチの活動性は高く、貧血も出現していて、とても良くない状態であった。右手首の変形は目立ち、両膝には関節液が貯留していて、歩行困難な状態であった。
前医で肝生検されて肝硬変と診断がついていたが、当院での血液検査では、慢性肝炎に近いデータであった。
当院では、治療をアクテムラに変更し、ステロイドの減量を開始した。2~3か月後には、諸症状もすべて消失し、ステロイドも中止できると考えている。

症状が改善しない、現在されている治療の効果が感じられない・・・そんなお悩みをお持ちの方、まずはお気軽にご相談下さい。

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