岡山県倉敷市、リウマチ・内科・聴覚ドッグ、医学博士・篠原佳年の【わいわいクリニック】

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リウマチ医療の新局面

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併用薬剤が徐々に不要に。薬剤の常識を覆す驚異的効果。

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記事一覧

不適切な治療が行われていた症例

更新日:2018.11.02

平成20年頃、右膝関節痛が出たため近医を受診。そこで関節リウマチと診断され、薬が処方された、。痛みが軽減したため、自己判断で治療を中止した。
平成24年頃、咳が続くため総合病院呼吸器科を受診。検査にてサルコイドーシスと診断され、肝硬変も合併していると言われた。サルコイドーシスの治療は、プレドニン(5)6T/日から開始された。漸次影が消失し、サルコイドーシスが治癒したため、プレドニンも減量後中止となった。
その頃より、右膝関節痛がまた出現したため、同病院のリウマチ科を受診。関節リウマチの再燃だと言われ、プレドニン(5)1T/日、ケアラム、リウマトレックスを処方された。しかし、ケアラムとリウマトレックスの副作用が出たため中止となった。ステロイドが処方されていて、副作用予防で抗潰瘍剤、睡眠薬などの薬が処方されていた。しかし、その後moon faceとなり、毛細血管が拡張し顔が真っ赤になり、気分も良くなく、眠れない状態が出現。その旨を主治医に訴えるも、薬の見直しをしてくれず、心療内科の受診を勧められた。
約2年間、プレドニンのみの治療をしてきたが、一向に両膝の痛みがとれず、上記の様々な症状も軽快しないため、インターネットで調べて、当院を受診することにした。
私が、持参された検査データを見ると、CRP(6+)、MMP-3 221と上昇しており、リウマチの活動性は高く、貧血も出現していて、とても良くない状態であった。右手首の変形は目立ち、両膝には関節液が貯留していて、歩行困難な状態であった。
前医で肝生検されて肝硬変と診断がついていたが、当院での血液検査では、慢性肝炎に近いデータであった。
当院では、治療をアクテムラに変更し、ステロイドの減量を開始した。2~3か月後には、諸症状もすべて消失し、ステロイドも中止できると考えている。

不適切な治療が行われていた症例

更新日:2018.10.01

整形外科でリウマチなのに変形性膝関節症で治療されていた、というよくあるケース

<65歳 女性>
約1年前から、膝に水が溜まるようになり、近くのリウマチを専門としている整形外科を受診。そこでは、変形性膝関節症と診断されていた。
7月にその整形外科で血液検査をしたところ、リウマチ因子と抗CCP抗体が異常に高いため、リウマチと即診断がかえられ、さらなる専門医を紹介された。しかし、転医する説明が良く理解できないため不審に思い、紹介先には行かなかった。
知人の紹介で当院を受診。検査してみると、CRP(1+)、MMP-3は195で軽度~中等度のリウマチの活動性を認めた。第一選択として、リウマトレックス(3cap/週)の投与を開始した。
1か月ごとに採血するも、リウマトレックスの効果はなく、検査結果は改善しないので、4cap/週に増やした。
次も効果がなければ、リウマトレックスのノーレスポンダーで効かないタイプかもしれないので、治療方針の変更(生物製剤など)が必要と考えられる。

間違いだらけのリウマチ医療

更新日:2018.10.01

専門医に行ったばかりにリウマチにさせられてしまい、たまたまリウマチを引き起こす引き金になった珍しいケース

<69歳 女性>
平成29年4月、右手親指、右足裏、外反母趾に腫れや痛みが出たため、近医の整形外科を受診。そこでは、検査もしていないのに、リウマチではないと言われたため、おかしいと思い、専門病院に変更された。検査の結果、リウマチと診断され、治療の薬(プレドニゾロン2㎎/日、メトレート(2)5cap/週、リマチル200㎎/日)を処方された。
しかし、両膝の痛みは治まらず、何度も関節液が溜まったため、近医の整形外科を受診。そこでは、変形性膝関節症ということで、関節液の抜水とヒアルロン酸の注射の治療を受けていたそうだ。しかし改善せず、ネットで当院を探し受診することとなった。
持参された検査データを見て、「リウマチと診断されたときには、リウマチ因子もなく、炎症を表すCRPもなく、リウマチは発症していなかった。でも、免疫抑制剤を数種服用したため、免疫力が極端に低下してしまって、半年後には本当にリウマチが発症していますね」と患者さんに伝えた。
またステロイドの副作用なのか、腰椎の圧迫骨折も起きていた。患者さんから、ステロイドを中止したいという意向があったので、まずリウマトレックスを止め、アクテムラの治療に変更することにした。
アクテムラの治療に変更し、1,2回目から炎症反応は消失し、両膝から関節液もなくなり、その後3回目からは経過も良好。次回から、ステロイドを中止する予定である。
これは、専門医を受診したためにリウマチと誤診を受け、治療で免疫抑制剤を処方され、免疫力が低下してしまった。そのために、もともと持っていたと思われるリウマチの体質が本当に出てしまった、と考えられる稀なケースである。

高齢者にステロイドをたくさん投与していた症例

更新日:2018.10.01

なぜ高齢者に多量の免疫抑制剤を、それも全く効いていない!

<83歳 男性>
平成28年10月、両手首に痛みがあったため、総合病院を受診。検査にてリウマチと診断され、高齢にもかかわらず、プレドニン10㎎/日、ケアラム50㎎/日、プログラフ1.5㎎/日という多量の免疫抑制剤が出されていた。それに加え、胃薬や降圧剤、抗生物質などがプレドニンの副作用予防のために処方されていた。
それにもかかわらず、両手首の痛みは良くならず、2年後に知人の勧めもあって、当院を受診。
初診時には、両手首の痛みに加え、両膝に関節液を認め、歩行困難な状態でした。
検査すると、ヘモグロビン9.3と貧血が著明であり、CRP(6+)と高く、滑膜炎を表すMMP-3は1000を超えリウマチの活動性はMAXに高く、薬は全く効いていない状況であった。
当院では、プレドニン以外はすぐに中止し、アクテムラの治療を開始した。
アクテムラの1回の皮下注で、CRP(1+)、ヘモグロビン10.7と著明に貧血は改善し、関節の腫れも消失し、他の関節痛も軽減してきている。今後はプレドニンも中止でき、アクテムラの単独治療で十分寛解されるものと考えている。
高齢者には、ソフトでリスクの少ないものを選択すべきである、と考える

間違いだらけのリウマチ医療

更新日:2018.10.01

専門医に行きリウマチと思い込まれ、リウマチでもないのに治療された悪質なケース

<61歳 女性>
平成29年12月、友人のナースに「あなたの手はリウマチかも」と言われ、教えてもらった専門病院を受診した。そこで、リウマチと診断され、リウマトレックス(4cap/週)を処方される。
平成30年3月、身体のだるさ、頭痛、吐き気など出現、主治医に話したところ、「リウマトレックスの副作用が出ましたね」と言われ、2cap/週に減量になった。しかし、1か月後採血した際に「リウマチが悪くなっている」と言われ、また4cap/週に戻された。その時、「これで効果がないようなら、ヒュミラ、シンポニー、シムジアなどの生物製剤も追加する必要があります」と言われた。
その説明に十分納得がいかなかったのと不安が多くなったため、ネットでリウマチのことを調べた。わいわいクリニックの篠原先生の本を見つけ、読んでみると『リウマトレックスは非常にリスクが高い薬である』ということを知った。体調もすぐれないので、当院を受診されることになった。
検査してみると、リウマチ因子も抗CCP抗体もなく、炎症を表すCRPも滑膜炎を表すMMP-3もすべて正常。また持参された検査データからも、「リウマチの発症時、リウマチは発症していない。その後も発症していない」と言うと、非常に驚かれた。
また指は、変形性指関節症で、少し変形が強く、以前かかった先生はリウマチの変形と勘違いされ、リウマチの治療をずっとされていたのではないかと思えた。
当院では、すべての薬を中止し、1か月後に検査して副作用がなければ、来院する必要はない旨を伝えた。
専門医に行ったため、リウマチと間違えられ、病気もないのに危険な薬を使用され、さらに高価な治療も加えられそうになった、非常に考えられない症例である。

症状が改善しない、現在されている治療の効果が感じられない・・・そんなお悩みをお持ちの方、まずはお気軽にご相談下さい。

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