
リウマチは寛解する時代に
わいわいクリニックでは、リウマチ医療を専門に行っています。
当院のリウマチ科は、治らないといって転院されてくる方が非常に多い点が、他の病院との違いです。

当院では、2010年より新しいリウマチ薬 生物製剤アクテムラ を治療に導入しました。
これは、患者さん自身に非常に早く寛解状態を実感いただける、画期的な治療法です。
新薬の扱いに慣れている病院が少ない中、10年間で約500人の方に治療を施してきましたが、副作用が非常に少なく、死亡例も運よくありません。
受診された患者さんの約90%(当院アンケート調査による)が、治療開始から約1~2ヶ月という短期間でリウマチの痛み・症状がほとんど消失し、病気になる前のような日常生活を送られています。
また、今まで行ったことのない海外旅行に行ったり、スポーツにチャレンジしたり、山登りやゴルフを始めたり、仕事に就いたり復帰したりなど、ほとんどの方は、より健康的・活動的に見受けられます。




患者さんの多くは、全国各地から来られていますが、毎月小旅行のつもりで楽しみにしている方が多いようです。
治療に来られている方は、悲壮感が見られません。皆さんイキイキとされています。
次回の通院までの間、リウマチの痛みをほとんどの方が忘れています。
「今後について心配ありますか?」と伺ったら、何も不安がないとほとんどの方が答えられます。
※寛解(かんかい)とは、治療をはじめてリウマチの痛み、症状が落ち着いており、普段の生活ができる状態のことをいいます。
リウマチ寛解コースのポイント
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当院お勧めのリウマチ薬
慎重に配慮した治療法をもって、適切な薬を処方しています。 -
痛みが抑えられ、炎症や関節破壊の進行を防ぐ
これまでのリウマチ薬ではなしえなかった、改善・寛解が期待できます。 -
多剤多用しない
鎮痛剤等の併用薬剤がいらなくなります。 -
リスクが非常に少ない
免疫抑制剤ではありません。この10年間で死亡例はありません。 -
リウマチの寛解が非常に多い
受診された患者さんの約90%以上の方が実感されています。
※当院アンケート調べによる -
通常の日常生活に戻るのが早い
治療開始から1~2ヶ月で日常生活に戻られた方もたくさんいらっしゃいます。

検査データを読み解く

患部の腫れや痛みをチェックしたり記録を取る事も大切ですが、当院では検査データを読み解くことに重点を置いています。
検査データからリウマチの活動性、健康状態(栄養状態)、今後の治り幅等を分子栄養学で読み取ります。
検査データを見ると、その方がどんな生活をされていて、どのような治療を受けていたのか、上手くいっていたのか、そうではないのか、どのような痛みだったのかが分かります。
リウマチ寛解コース以外の治療について
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リウマトレックス
他の薬に比べて安価のため、少量で効果がある方には、薬の危険性を理解していただいた上で、投与しています。 -
エンブレル
妊娠までと産後も使用が認められているので、妊娠を希望される方には投与しています。
当院のリウマチ治療の方針について
一般的にリウマチは免疫異常だと言われています。
一方で、老化によってリウマチが起こるとも言われています。
リウマチ因子や抗CCP抗体が陽性だけでは治療は必要ありません。
リウマチ特有の自己抗体(リウマチ因子、抗CCP抗体)の陽性が認められた時点ですぐ治療を行うケースが非常に多く見られます。
リウマチの診断基準を満たしていないケース、まだ発症していないケースは、治療すべきではない、というのが正しいと私は考えています。
しかし、来院する大半の患者さんは、リウマチ因子や抗CCP抗体が陽性なだけで、早期発見ということで命がけの抗リウマチ薬を投与されている場合がほとんどです。
中には、抗リウマチ薬ではないプレドニンまで投与されていることが多く見られますが、これは遺憾なことです。
当院では、リウマチの診断基準を満たし、全身の炎症を表すCRPの上昇、滑膜炎を表すMMP-3の上昇が同時にみられた時点で、リウマチが発症したと判断し、治療を開始します。
質問の多い薬の副作用について
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リウマトレックス
当院では使うケースは少ないですが、リウマチ薬のファーストチョイスは、リウマトレックスという免疫抑制剤(毎日使うと抗ガン剤、週に1回使うと免疫抑制剤)です。
この薬は、量が少ないと効かないので dose-dependent の薬です。しかし安易に使っていると、熱も出ない、痰も出ない、咳だけが続く間質性肺炎という、非常に重篤な病気を起こすので注意が必要です。 -
プレドニン
患者さんの中には、リウマチなのにステロイドだけを投与されているケースがよく見られます。しかし、ステロイドはリウマチ薬ではありません。
ステロイドを服用している方は、胃潰瘍、肺炎、骨折、不眠、高血圧、糖尿病になる方が非常に多いので注意が必要です。
当院では、リウマチの治療に効果がみられてから、減量していきます。
セカンドオピニオン
もしあなたが今の治療に不安があって、痛みを感じているのであれば、残念ながら今あなたが処方されている薬はあなたに合っていない可能性があります。
検査結果があれば(なければ当院で採血)、あなたの治療が適切なのか、進行は止まっているのかどうか、その治療がベストかどうかアドバイスできます。
ご相談お待ちしています。
リウマチに良く似た他の病気
リウマチ治療をされていても、リウマチ因子、抗CCP抗体、抗GAL欠損IgG抗体がすべてない方は、リウマチ性多発筋痛症、成人スチル病、線維筋痛症など、リウマチ以外の病気の可能性があります。
これらの病気は症状も、朝のこわばり、関節痛などリウマチと同じため見過ごされているケースが非常に多く、来院される患者さんの大半はリウマチとして治療されている方がほとんどです。
当院では、リウマチを専門としていますが、上記の病気や他の膠原病も診療しています。
リウマチ性多発筋痛症については、現在20名以上の方が通院されています。(成人スチル病は1名)
気になる方は、お気軽にご相談ください。
治療の流れ
- 問診
- 初診・検診
- 治療計画の立案:状態に合った治療薬を決定する
- 治療開始
- 治療薬が合わなかった場合は、その時に再度治療計画の立案を行う
検査結果や所見、患者さんのご希望などを交えて、一緒に相談をしながら、患者さんに合った最適な治療法を行っていきます。

もしも、あなたがリウマチの痛みや不安があって、スッキリしていないなら、私は、あなたのリウマチに関する全ての悩みを取り除き、あなたを「寛解」に導きます。
あなたの生活を豊かにし、あなたが人生をもう一度やり直すお手伝いをします。
お気軽にご相談ください。
スタッフ一同、いつでもお待ちしております。