このまま薬を飲み続けていいものか不安でいっぱいです。

質問

<50代 女性> リウマチ因子(-)、抗CCP抗体(-)、CRP 0.07、MMP-3 31.0
昨年2月に手首の痛み、指のこわばり、膝、足の裏の痛みを感じ、リウマチ専門医を受診しました。

MRI、血液検査を実施した結果、リウマチ項目に関してはすべて陰性だか、手首に滑膜炎があるので、血清反応陰性の関節リウマチと診断されました。
また肝臓の数値が悪いため、脂肪肝とも診断もされました。

最初はメトトレキサート4錠と、フォリアミン1錠、ロスバスタチン1錠を処方されました。

だが、数カ月後、肝臓の数値が上がってしまったため、メトトレキサート3錠に減らし、タクロリムス1錠が追加され、フォリアミン1錠、ロスバスタチン1錠を処方され、今も継続中です。

いまだに指のこわばり、手のひらの痛み、膝には痛みが残っていて、医師に痛みを訴えるものの「そこはリウマチ由来の痛みではなく、天候によって雨の日などには痛むものなので仕方がない。手首のみがリウマチ由来の痛み」と言われています。

また「いつか薬がやめられますか?」と尋ねたところ、「一生薬は飲んでください」と言われました。

このまま薬を飲み続けていいものか不安でいっぱいです。

回答

【リウマチの体質の有無】
検査データを拝見したところ、
リウマチ因子、抗CCP抗体どちらも陰性ですので、リウマチの体質は持たれていないようです。

あなたが診断された【血清反応陰性関節リウマチ】についてですが、
・リウマチ因子、抗CCP抗体、抗GAL欠損IgG抗体、すべて陰性
・炎症を示すCRPは正常範囲内もしくは陰性
・関節エコーで異常が確認できた場合
*関節エコーでの異常は、MMP-3に反映されるため上昇する
・主な症状は関節痛
と考えます。

上記にもあるように、関節エコーやMRIでの炎症は、血液検査のMMP-3に現れますが、あなたの検査データの中には、MMP-3の上昇が見当たりません。
関節エコーで炎症があると言われたとしても、それが現在のものなのか、過去のものなのかは不明のため、当院では参考にはしていません。

総合的にみても、リウマチの体質もなく、炎症所見も全くありませんので、初めから治療は全く必要ない状態だったと思われます。
それにも関わらず、治療をすれば、副作用のリスクだけが出てきます。
メトトレキサートは免疫抑制剤で、リウマチ因子などの免疫を抑えることで、炎症を抑えるという目的で使用します。
あなたの場合、リウマチ因子などの免疫異常もなく、抑える炎症もありませんので、全く使う意味がありません。

今感じておられる諸症状は、関節リウマチも血清反応陰性関節リウマチも、どちらも一切関わっていません。
老化や使い過ぎ、女性ホルモンの低下などが原因ではないかと考えられます。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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