手首の痛みや指の腫れを抑える解決策や治療法はあるのでしょうか?

質問

<50代・女性>
リウマチ歴15年です。
メトトレキサートとフォリアミン3年目で右小指変形。
4年目で右中指変形、全身の痛みで寝返りも難しい状態でした。
セカンドオピニオンにいき、エンブレルとメトトレキサートを勧められて日常生活が普通にできるようになり、10年ほど週1でエタネルセプトを打ってますが、一年ほど前から数本の指の変形がすすみ、指の腫れと痛み右手首の骨は、痛みを訴えてもレントゲンも取らぬまま長年放置で完全にかたまってました。
今右手首の激痛と指の痛みに耐えながら、理容師をしていますが、仕事も困難になってきました。
手首の痛みや指の腫れを抑える解決策や治療法はあるのでしょうか?

回答

治療をされていることは理解できました。
検査データがあれば、治療がうまくいっているのかどうか、指の腫れや手首の痛みは炎症によるものなのか、などがわかります。
お持ちの検査データをお送りいただければ、ご説明ができるかと思います。
よろしければ、お持ちの検査データをお送りください。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます

薬の副作用の事を考え、服用をやめたいです

質問

<50代・女性>
ネットからこのサイトを拝見しました。
2023年2月にリウマチと診断され薬を飲んでおりますが、血液検査では全て正常範囲です。
2025年1月から指先の赤みがあり、メトトレキサートが追加され服用し、肝機能数字が上がってしまいました。
最近いつも血液検査が正常範囲で薬を飲まなくても大丈夫ではないかと不信感を募らせて、みていただいている先生に話すと今後歳を取るにつれひどくならない様に予防のために飲んでおいた方が良いと言われております。
薬の副作用の事を考え、服用をやめたいのですが、一気にやめても大丈夫でしょうか。

回答

検査データ(2023.4.15付)を見たところ、あなたは、リウマチ因子、抗CCP抗体ともに(-)ですので、リウマチの体質はないと思われます。
初診時、リウマチ因子は14と擬陽性ですが、リウマチ因子が(+)だったとしても、リウマチを発症するのは、10人中2人と言われています。
どちらにしても、初診時CRPは(-)ですので、治療は必要ない状態だったと思われます。

リウマトレックスの服用についてですが、服用開始後、肝機能障害が出現していますので、通常は中止となります。
一気に服用を中止しても、反動はないと思われます。
リウマトレックスは、毎日飲めば抗ガン剤、週に1回飲めば免疫抑制剤ですので、予防のために服用するものではありません。

ヘバーデン結節は、老化に伴うものですので、治療はありません。
痛みがあっても、CRPやMMP-3の上昇がなければ、炎症がないということですので、
それは老化や使い過ぎによるものと思われます。

今ある症状は、リウマチは関わっていないと思われますので、治療は必要ないと思われます。
治療を中止して、1~2か月後の血液検査で、CRPやMMP-3に上昇がなければ、治療は必要ない状態だと思われます。
CRPやMMP-3の上昇がみられた場合には、またご連絡いただければと思います。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます

「今日からリウマチの薬を出すこともできます」と言われました

質問

<50代・女性>
今年に入ってから手の浮腫やこわばり、右手人差し指が曲がらなくなったので、リウマチ科もある整形外科を受診しました。
レントゲンは異常なしで、人差し指は腱鞘炎だろうという診断でした。服薬なしで1週間後には曲がるようになり痛みもなくなりました。
crp定性はマイナスでしたが、その点に関する説明はなく、リウマチ因子とccp抗体の数値が高いため、リウマチ専門医に診てもらった方がよいと言われ、先日2つ目の病院でも血液検査を受けました。
crp/LA 0.11mgでしたが、こちらの病院でもこの点に関する説明はなく、リウマチがあるという表現でした。
また抗SSA定量が+、定量値が240以上、RF定量168ということで、シェーグレン症候群の疑いもあるため、眼科でも検査を受け診断がおりれば難病指定の補助を受けることができるかもしれないと言われました。
今日からリウマチの薬を出すこともできますと言われましたが、次回まで検討させて下さいと答えました。今から服薬するか、酷くなってから飲むか2つの選択があると言っていました。
シェーグレン症候群に関しては、1、2年前から喉の渇きやすさは感じていました。また、パソコンを使う仕事なのでドライアイの目薬も欠かさずさしています。
もし、今回の検査結果でリウマチの治療が必要だということであれば、私としましては、篠原先生に診て頂きたいと思っております。長年母の大変な様子を近くで見てきたこともあり、薬の選択の難しさも感じていました。篠原先生の治療方針であれば、安心して受けられると思いましたが、遠方なため現実的には可能なものなのかどうかも含めご相談できればと思いました。

回答

リウマチ因子、抗CCP抗体、共に陽性ですので、リウマチの体質をもたれています。
MMP-3は調べられていませんが、CRPは(-)ですので、今はリウマチの活動性はないと思われます。
今ある諸症状に、リウマチは関わっていないと考えられます。

以前は、抗SS-A抗体、抗SS-B抗体が共に陽性の時、シェーグレン症候群と診断されていました。
私も抗SS-A抗体陽性ですが、特に症状はなく、治療はしていません。
自己抗体があるだけでは、治療の必要はありません。

リウマチについて、シェーグレン症候群について、今の状況について、検査データの読み方など、一度ご来院いただければ、詳しくご説明させていただきます。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます

関節リウマチでしょうか

質問

<50代・女性>
背中、肩から腕、肋骨下辺り、太もも前、ふくらはぎの痛み。
服が触れたり、椅子にもたれたりして痛い所が当たると痛みが増す。
3/9日から21日夕方から夜にかけて37℃から38℃の熱が毎日ではないが続いた。
身体のだるさが続いている。
血液検査、CT頭と首撮影してもらったが異常なしでした。

回答

あなたの症状は、色んな場所の痛みなので、全身の筋肉痛ではないかと思われます。
痛み方が関節リウマチとは異なるため、リウマチは関係していないと思われます。

検査データを見ると、身体に大きな変化はなく、感染症の可能性も低いと考えられます
CRPのみ上昇していますので、体調が悪い日に行かれたのではないかと思われます。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます

病院をいくつか受診したが、はっきりとした原因はわからない状況です

質問

<30代・女性>
【膠原病でシェーグレンの可能性があると言われていた。最近朝のこわばりやふくらはぎの痛みが出現したので、リウマチではないかと当院受診】
こちらの記事を読みました。
筋力の低下で起こる症状とありますが30代でも起こりうることでしょうか。
20年以上スポーツをやっていて今でも月1で少し激しい運動をしてます。
20代半ばからふくらはぎの外側にズキズキといった痛みを感じるようになりました。
普段デスクワークで座りっぱなしです。
他にも腿、ふくらはぎ、背中、腕、胸の神経痛を10代のころから患っています。
病院をいくつか受診したのですが静脈瘤やヘルニアでもなくはっきりとした原因はわからない状況です。
立ってるとき座ってるとき関係なくスポーツをしたから痛くなるとかもないです。
夜痛みで起きることもたまにあります。
揉んだりさすったりすると少し和らぐ気がします。
健康診断の際に相談したところ膠原病の病院を受診してみてもいいかもと言われました。
原因がわからないことが結構ストレスになっています。
なにかアドバイス等ありましたらお願い致します。

回答

あなたは、右の股関節がずれている可能性があります。
そのために、左の上半身が引っ張られ、痛みなどが出ていると思われます。
それが長く続くと、歩きにくくなり、左の下半身がかばうようになるので、右の上半身が引っ張られ、全身に様々な症状が出ていると思われます。

運動不足、筋力不足、坂や階段(歩道橋など)を使って歩くことが少なると、股関節にずれが生じ、様々な箇所に影響が出てきます。
このことについては、一度ご来院いただければ、詳しくご説明できるかと思います。
また、膠原病についても調べることは可能ですので、ご検討いただければと思います。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます

プレドニンを続けるかアクテムラに替えた方がいいのか

質問

<60代・女性>
2023年よりPMRと診断されプレドニン服用中です。
減薬したら再燃を繰り返し5㎎以下を続けてます。
主治医がアクテムラに変更してみてはどうか?と言われてます。
憩室が数か所有り憩室炎になったこともあるので不安です。
このままプレドニンを続けるかアクテムラに替えた方がいいのか、どちらがいいのでしょうか?

回答

アクテムラの副作用に憩室炎があります。
過去に憩室炎になったことがあるということですので、原則的にアクテムラは使用できないと考えられます。
当院でも、アクテムラが使いにくいという方はいらっしゃいましたが、エンブレル(1回/週)に変更してうまくいったというケースがあります。

プレドニン5㎎以下で、高血圧、糖尿病、肥満、緑内障など大きなトラブルがなければ、継続されるのが良いかと思われます。
リウマチ性多発筋痛症は、数年以内に完治するということもありますので、それまでは継続されるのが望ましいと思われます。

リウマチ性多発筋痛症と診断された方の中には、途中からリウマチ因子が出てきて、病名が関節リウマチになる方もいらっしゃいます。
半年に1回程度、リウマチ因子などを調べられてみては、いかがでしょうか。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます

リウマチ性多発筋痛症で治療中…我慢できない睡魔に襲われ、困っています

質問

<70代・女性>
令和2年3月にリウマチではないが、リウマチ性多発筋痛症と診断されました。
その時は、寝返りもできないほどの全身の痛みがあり、CRP13でプレドニンを20グラム服用し、即座に痛みはなくなりました。
プレドニンも徐々に減り、1年後に1グラムに、というときに再発し、最初の20グラムに戻りました。
以来徐々に減り、現在は3年程1日1.5グラムのプレドニンと整腸剤、血圧の薬、骨粗鬆症の薬を服用しています。
日常的には問題なく、他からは病人には見えませんが、午前9時頃と午後2時頃に、我慢できない睡魔に襲われ、困っています。
午後三時過ぎになると、全く頭もはっきりして元通りの自分があり、1日が2つに分かれています!
今後もこのまま続くのでしょうか?

回答

現在プレドニンを1.5g服用されている、と書かれておりますが、おそらく1.5㎎だと思われますが、お間違いではないでしょうか。
1㎎や2㎎はありますが、1.5㎎という量はありませんので、ご確認いただければと思います。

リウマチ性多発筋痛症は、高齢の女性に多くみられますが、十分治療がなされれば、完治までする病気です。
あなたは、プレドニンを減量するタイミングが合わなかったために、再発という形になったのではないかと思われます。
プレドニン1~2㎎で痛みがないのであれば、リウマチ性多発筋痛症は完治ししている可能性も考えられます。
その場合、プレドニンを服用したために血圧が上がったのなら、血圧などの薬は必要ないと思われます。

血圧が高くない方が血圧の薬を服用して、効きすぎて、めまいや頭痛などが起こることがあります。
少し体調が悪い時に、血圧を測ってみてはいかがでしょうか。

もし完治していれば、プレドニン1~2㎎を服用しただけでも交感神経優位になります。
3㎎以下であれば、中止することも可能だと思われます。

検査データをお持ちでしたら、詳しくご説明ができるかと思いますので、お送りいただければと思います。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます

手の不自由さに悩む毎日…一向にバネ指が善くなりません

質問

<50代・女性>
はじめまして、こんにちは。
私は2021年1月から指の痛みや違和感を覚え、整形外科へ行くとリウマチの診断を受け、それからずっと色んな病院で治療をしています。
約1年前から腱鞘炎に悩まされ、右手の中指がバネ指になりましたが、色んな整形外科へ行っても「リウマチでしょ」「手術する」…などなど、治るどころか、他にも痛みが出てきて、10日ほど前からは左手の人差し指が腫れ上がって、曲げる事が出来ません。
右手の中指と同じ現象なので、こちらもバネ指になるのか!?と不安な毎日で、現在はリウマチ科に2ヶ月に一度通院しながら、鍼灸接骨院に週に2回、ハリ治療もしていますが、一向にバネ指が善くなりません。
リウマチ科では、なんの問題もないと言われており、指の痛みはリウマチは関係ないですよ…と。。血液検査の結果から薬ももっと減らせるかも?と言われています。
でも手の不自由さに悩む毎日なので、何かアドバイス頂けると助かります。
色んなサイトを見て病院を探していて先生の所へたどり着き、すがる思いでメールしております。東京なので病院は沢山あるのですが、未だに良い先生と御縁がなく。。
現在は子育てしながらパートですが仕事もあり、家事もしつつで、手を酷使しているのは分かっているのですが、生活に支障をきたしているので、宜しくお願い致しますm(__)m

回答

あなたは、リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(+)ですので、リウマチの体質をもたれています。
しかし、初診時のCRPは0.02ですので、リウマチは発症しておらず、治療は必要なかったと思われます。
ということは、腱鞘炎などの諸症状は一切リウマチとは関わっていなかったと考えられます。
現在も、CRPは0.0ですので、リスクの高い薬を服用する必要性はないと思われますので、治療を中止することをお勧めします。

治療を中止した場合、1か月後にはCRPとMMP-3をチェックしてみてください。
どちらも上昇していなければ、やはりリウマチは発症していないということですので、治療は必要ありません。

1か月も経たないうちに、関節痛がひどくなるようであれば、CRPとMMP-3をチェックしてください。
中には、運が悪いことに、自分の免疫力でリウマチの発症を抑えていたところに、免疫抑制剤であるリウマトレックスを服用したことで、自分の免疫が崩され、リウマチの発症が早まってしまい、CRPとMMP-3が同時に上昇するケースがあります。
このような場合は治療が必要になります。

リウマチの治療は、炎症を抑えることです。
リウマチの体質があるだけでは、治療は必要ありません。
CRPとMMP-3が同時に上昇していなければ、抑える炎症がないということですので、治療は必要ありません。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます

症状がないあるいは軽いうちは、このまま様子見で良いでしょうか? それとも、定期的に炎症反応を調べたりとい…

質問

<女性>
こわばりや関節痛が続き整形外科受診、血液検査の結果、RF(+)抗CCP抗体(+)でしたが、CRP(-)のため何も治療は行っておりません。
MMP-3や赤沈は検査項目にありませんでした。
症状が続いたり強くなったりするようなら再受診をとのことでした。

現在はこわばりはなくなり、関節痛はあったりなかったりといった状況です。
受診した際は痛みの程度も強かったですが、今は痛みが出た際にも生活や仕事に支障はない程度です。
そのためそれっきり受診していません。

ただリウマチ体質があることはわかったので、やはり発症の不安はあります。
症状がないあるいは軽いうちは、このまま様子見で良いでしょうか?
それとも、定期的に炎症反応を調べたりといった検査をしておいたほうが良いのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

回答

あなたは、こわばりや関節痛があったとしても、CRP(-) ですので、こわばりや関節痛は、リウマチとは一切関わっていないということです。
こわばりや関節痛などの原因の約9割は、老化や使い過ぎによるものです。

今は、自分の力でリウマチの発症を抑えている状態です。
そこに、予防として治療をしてしまうと、抑えている力を抑えられてしまうため、リウマチの発症を早めてしまう可能性があります。

リウマチは炎症がなければ治療は必要ありません。
CRPとMMP-3が同時に上昇した時、治療が必要になります。

定期的に受診する必要はなく、微熱や今より悪い状態(生活ができにくい状態)が3日~1週間続くようであれば受診し、CRPとMMP-3を調べてもらってください。
CRPとMMP-3が同時に上昇していれば、リウマチが発症したということですので、治療が必要な状態です。
リウマチ因子と抗CCP抗体は共に陽性で、リウマチの体質があることは変わらないので、こちらは調べる必要はありません。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます

はやく治療をはじめないと変形のスピードがはやいと言われ、とても不安です。

質問

<50代 女性>
昨年12月より、右手指のこわばり・両肩が痛く上がらない・両膝の痛みなどの症状あり、リウマチ内科受診しました。
関節エコーで赤く炎症が起こっている所見あり、血液検査で根の深いリウマチと診断され、治療薬を紹介されました。
舌がん、咽頭がん、食道がんの既往があり、日常生活も送れているため、なるべく薬を使いたくありません。

先生がおっしゃるように炎症所見がなければ、たとえ抗CPP抗体が1000を超えていても経過観察でよろしいでしょうか?
はやく治療をはじめないと変形のスピードがはやいと言われ、とても不安です。

<検査結果>
CRP 0.8
MMP-3 40.9
RFリウマチ因子  119
抗CCP抗体  1079.7
抗核抗体   40未満

ご意見お願いいたします。

回答

原則的に、リウマチ因子、抗CCP抗体が陽性ですので、リウマチが起こる可能性は高いです。
今は、CRP 0.8(±)、MMP-3 40.9 ですので、リウマチの初期の初期かもしれません。
しかし、MMP-3が正常値なので、当院では、治療はしません。
CRPが先行して上昇した後にMMP-3が上昇した、という方は当院でも数名いらっしゃいましたが、あなたがそれに該当するかどうかは、わかりません。

今リウマチが起きている、という証拠がはっきりあるわけではありませんので、治療をするかどうかに関しては、私は今は必要ないと思います。
当院では、関節エコーやMRIでの関節の炎症は採用しませんので、治療の参考にはしていません。

ご存知かと思いますが、リウマトレックスはもとは抗ガン剤です。
毎日飲めば抗ガン剤で、週に1回飲めば免疫抑制剤になります。
リウマトレックスを飲めば、ガンの予防になると思って勧める方もいますが、週に1回飲めば免疫抑制剤なので、逆に、ガンの再発のリスクが高くなると思われます。

リウマチにしてはあなたの症状は多すぎるので、今ある痛みはリウマチが直接関係していないのではないかと思われます。

CRPとMMP-3が共に上昇した時、初めてリウマチは治療が必要になります。
変形するためには、滑膜の炎症MMP-3の上昇が関わってきます。
滑膜の炎症がないリウマチはありませんので、今は待って、1カ月、2カ月経過を追って検査をしてみてはいかがでしょうか。

もう一度言いますが、CRPとMMP-3が共に上昇した時に治療が必要になります。

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アクテムラを使用する場合もMTX併用は必要なのでしょうか

質問

<60代 女性>
2019年4月発症
CRP mmp3 上昇
リウマチ含め各種自己抗体は陰性のためPMRとしてステロイド治療を受ける
プレドニン5mgで再燃を繰り返すため、2022年8月よりMTX6mg併用
2023年10月よりMTX10mgのみ
2024年6月肝臓数値上昇MTX8mgに減薬

2024年12月時点 mmp3 91.2 CRP0.23
朝の症状は少しあるものの日常生活に支障は無いので様子を見ていましたが、先月から炎症箇所、時間が増えてきています。
前回、今後の治療について主治医に質問したところ、「次は別の飲み薬を増やす、またはバイオとMTXの併用。アクテムラは最後の手段として取っておきたい」という回答でした。

アクテムラを使用する場合もMTX併用は必要なのでしょうか
またアクテムラも使用年数が長くなると効かなくなるのでしょうか

現在、骨密度が0.765g/㎠
同年齢の平均と比較すると78%
若年成人と比較すると68%
骨粗鬆症の薬は飲み続ける必要はあるのでしょうか

回答

MTX 8㎎/w使用で、CRP 0.23、MMP-3 91.2 ということなので、今は活動性がほぼない状態になっているようです。
今も違和感があったり、CRPとMMP-3が更に上昇するようであれば、この治療が最適ではないことになります。

骨粗鬆症の薬の服用についてですが、少し数値が低いようですので、服用しても問題ないと思われます。
服用するのが嫌であれば、筋力をつけたり、カルシウムを摂取することを勧めます。

リウマチ性多発筋痛症の治療薬は、プレドニンのみとなっていますので、リウマトレックスやアクテムラなどの抗リウマチ薬は、保険適用外ではないかと思われます。
しかし、現在使われているようですので、治療を変更するのであれば、アクテムラへの変更が、一番望ましいと思われます。
アクテムラは、単独で効果がありますので、MTXの併用は通常はしません。

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リウマチによる痛みなのか、もしリウマチでなかったら何科を受診すれば良いのでしょうか?

質問

<50代 女性>
初めまして。
「リウマチを止める」という篠原先生の書籍を読み、メールさせて頂きました。
今年の1月末位から左手の小指側から手首あたりにかけて痛みがあり、数日後に右手まで同じような痛みが出たので整形外科へ行きレントゲンと血液検査をしたところ、レントゲンでの異常はありませんでしたが血液検査で、RFリウマチ因子24、CRP0.03と炎症が起こってないと思われたのですが、血液検査票に手書きで、CARF12.1と書かれていたので、やはりリウマチの可能性が高いのでしょうか?
病院では初期のリウマチとのことでサラゾスルファピリジン腸溶錠と痛み止めのロキソニンを処方されました。2月22日から飲み始めていますが、痛みは一向にとれず。篠原先生の本には、抗リウマチ薬は痛み止めではないと書かれていましたが、サラゾスルファピリジンの効果の欄をみると、関節のはれ、痛みを改善すると書いてあります。しかし痛みは取れず1回だけロキソニンを飲みましたがその時は痛みが軽くなりました。14日分処方されたのですが、どの位の期間で効果が出るのでしょうか?
MMP-3は検査項目にないので判断が難しいですが、炎症はないようだが痛みはあるという状況でしょうか?今日はマシとかそういう日は全くなく酷くなってるようにも感じます。
ユーチューブ動画で、第一関節の指が痛い場合はリウマチではないと言われてたのですが、第一関節指を手の甲側に折り曲げると痛みがあります。
リウマチによる痛みなのかもしリウマチでなかったら何科を受診すれば良いのでしょうか?

回答

RF 24、CARF(抗GAL欠損IgG抗体) 12.1 ということですので、リウマチの体質をもたれています。
しかし、CRP 0.03 で炎症がなく、今はリウマチの活動性がありませんので、前もって予防的な治療は必要ありません。

痛みがあっても、炎症がありませんので、それはリウマチは全く関わっていないと思われます。
リウマチの痛みであれば、ロキソニンでは痛みが通常では抑えられません。
ロキソニンで痛みが軽減するのであれば、それは使い痛みなどと思われます。

どんなに痛みがあっても、炎症がなければリウマチの治療は必要ありません。

手指の痛みに関しては、整形外科の指の専門家に診てもらうと良いと思われます。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます

その他の改善症例につきましては、
院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

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〒710-0133 岡山県倉敷市藤戸町藤戸2-10
TEL / 086-428-8525
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