関節が腫れたら注射になるかも知れない、と言われたので不安がいっぱいです。

質問

<60代・女性> RF 118、CRP 0.09、MMP-3 29.5
去年の3月に入院して関節リウマチとシェーグレン症候群と診断されました。あまりにも痛かったのでステロイドの治療もして今年中の5月18日に薬が終わりました。その後の2週間後ぐらいから体の関節が毎日痛くて仕事に行のが辛いので先生に見てもらいましたけど炎症の数値はあまり高く無いので、ロキソニンを痛い時だけ飲むように言われました。関節が腫れたら注射になるかも知れないと言われたのですか、他に治療がないか調べてます。

回答

検査データをみると、軽度の慢性肝炎があるようですね。お酒でも飲まれるのでしょうか。

今の治療(メトトレキサート5c/週)で、リウマチの活動性は抑えられているようで、データ異常はなく、効果があるようです。

「関節が腫れたら注射になるかもしれない」ということですが、メトトレキサートが効かなくなった時、次の治療は生物製剤(注射)と考えられているのではないでしょうか。
それとは別に、メトトレキサート(経口)から、少し効きが良いとされているメトジェクト、という注射に変更するドクターが多くいますので、そのことかもしれません。

蛇足ですが、
メトトレキサートの治療ですが、1週間で5cを2日(3cと2c)に分けて服用されているようです。
1日で5c服用したほうが、より効果的だと思われます。
しかしあなたは、3c/週(1日)だけでも、十分に効果があるのではないかと思われます。
効果があれば、少量の方が、副作用の観点から望ましいと思われます。
メトトレキサートは、肝障害の副作用があるので、ご注意ください。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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