関節エコーでの炎症は、治療すべきですか?

質問

<40代・女性>
はじめまして。
RF 39 / 抗CCP抗体390
2021年1月、近医にて上記の検査結果を受けリウマチだと診断されましたが、CRPが0.02であったため、私の希望で治療はしていません。(MMP-3・血沈は検査なし)

貴院のリウマチ治療の開始はCRPとMMP-3が同時に上昇した時ということですが、関節エコーについてはどのくらい評価されるものでしょうか?
(例えば、関節エコーで「炎症あり」とされてもやはりCRPとMMP-3の2つが治療開始の基準になりますか?)お忙しいところ恐縮ですが、どうぞ宜しくお願いします。

回答

当院では、関節エコーやMRIでの炎症は、一切治療の対象にはしていません。
関節リウマチの治療は、炎症を抑えること(CRP、MMP-3を下げること)なのですから、関節エコーで炎症があったとしても、血液検査でCRPやMMP-3に全く異常がなければ、治療する程のものではないと考えています。
CRPとMMP-3が同時に上昇した時は、リウマチの活動性が出現したと考え、治療いたします。

リウマチの体質を、あなたは持たれています。
次回も検査をされるのであれば、CRPとMMP-3を調べ、リウマチの活動性の有無を確認することをお勧めします。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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