私はリウマチ性多発筋痛症です。最初の診断の時RFの数値が高ったです。リウマチも合併しているのでしょうか.

質問

<60代・女性>

初めてまして 2020年からリウマチ多発筋痛症の治療をしています。プレドニン10mgからスタートして減薬する度に痛みが出できています。今は5mgを飲んでいますが全く効いていません。全身の痛みと微熱で苦しんでいます。免疫力が低下しているので薬を増やせないとの事で痛みに耐えている毎日です。この先がとても不安です。このままの治療でいいのでしょうか、最初の診断の時RFの数値が高ったです。2023年のデーターですがRFの数値は73でした。リウマチのけもあるのでしょうか。

回答

”最初の診断の時RFが高値だった”ということであれば、あなたは、リウマチ性多発筋痛症ではありません。
おきるとすれば、関節リウマチです
関節リウマチなので、緊急時以外、プレドニンの適用はありません。

データを拝見すると、
(2024年5月15日)
炎症も貧血もありません。
身体は、良い状態ではないかと思われます。
MMP-3は、プレドニンを服用しているために、上昇しています。

(2025年6月18日)
CRP 0.9と少し上昇し、ヘモグロビン10.7と貧血が出現しています。
病気が悪くなっているようで、体調が良くない状態で、生活しにくいことが予想されます。
MMP-3は、プレドニン服用のため上昇しています。

これを機会に、病院を変えて、リウマチかどうかを調べることを勧めます。
リウマチかどうかについては、リウマチ因子、抗CCP抗体を調べます。
また、リウマチの活動性については、CRPとMMP-3を調べます。

リウマチ因子や抗CCP抗体が陰性で、CRP、MMP-3が上昇した時は、リウマチ性多発筋痛症、となります。

リウマチ因子等が陽性で、CRPとMMP-3が同時に上昇していれば、リウマチの活動性があるということになります。
その場合は、プレドニンを減量し、中止する方向にもっていきながら、あなたに合った、抗リウマチ薬での治療をすることが良いと思います。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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