今はリウマチの活動性がないが、もし悪くなったら、アクテムラはすぐに使えますか?

質問

<60代・女性>
2月に血液検査の結果リウマチとわかりました。
CCP抗体44.7
RF定量122
抗gal欠損igg抗体89.8
赤沈60分23
ただCRPが0.09と低かったのでまだ薬は飲みたく無いとことわりました。
最近左手小指が腫れてきてまがりにくくなりました。
今度検査でCRPの数値が上がれば、多分薬を出されると思います。
一度も薬を飲むこと無くアクテムラの治療をしても大丈夫でしょうか?
大阪市在主で母の介護もありなかなかそちらのクリニックまで行けそうに無いのでご相談のメールを送らせて頂きました。

回答

アクテムラでの治療についてですが、従来の抗リウマチ薬を、1ヵ月服用しても効果がない時のみ、適応があります。
そのため、一度も薬を飲むことなくアクテムラの治療を始めることは、保険上できません。

小指の腫れですが、第1関節か第2関節かによって、リウマチと関わりがあるのかは変わってきます。
また痛みがあっても、CRPが(-)であれば、それはリウマチは関わっていないと考えられます。

CRPだけでなく、CRPとMMP-3が同時に上昇した時、リウマチの治療が必要になります。
CRPとMMP-3が上昇した時に、改めてご相談いただければと思います。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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