リウマチの診断名に疑問があり、長期に渡るお薬の服用が不安です。

質問

<50代 女性>
3年ほど前(令和4年6月)、朝の手のこわばりを感じ、きっと更年期の症状のひとつかなと思いつつ 、念の為とリウマチ科を受診しました。エコー検査では手の関節の腫れがあるとのことでしたので、血液検査をし、リウマトイド因子の数値が高いとのことで、ほぼその日にリウマチと診断され、薬の処方が始まりました。
しかし 手足の関節の痛みは一切ありません。
手首にガングリオンの様な物ができており、それもガングリオンでは無いかもしれないと言われました。
その後今に至るまで、血液検査でリウマトイド因子の数値が下がりきらないとのことで、当初1週間に一日3カプセルだったリウマトレックス(2mg)が、今では1週間に一日朝3カプセル、夜3カプセルの計6カプセル服用しております。
途中、お薬が余り効いてないと伝えられたこともありました。
基本、当初から現在に至るまで痛みが全く無いので、本当に私はリウマチなのかと信じきれません。
もし、リウマチで無かった場合、このままお薬を服用し続けても良いのかも不安で、先日ドクターにお薬の服用をしばらく止めて、血液検査だけに通う方法を試してみたいと相談してみました。
先生はお勧めはしないけど、試してみたいなら付き合うよと言われましたが、お薬の服用を止めると、多分骨の破壊が始まるし、間質性肺炎にもなるし、脳の血管が切れやすくなると言われ…それももっと不安で、このまま服用するとこにしました。

今日、こちらのSOSを見付けて、やはりリウマチの診断名に疑問があるのと、長期に渡るお薬の服用が不安なのでお尋ねしております。
エコーの画像とかはありません。
今調べてみたところ、リウマトイド因子の数値の記載があるのかが不明です…確か、当初11と言う数値だった記憶です。
どの検査結果が重要か分からないので、とりあえずMM-3と言う物が記載してある結果を添付しようと思います。
(CRPまでは毎回記載があり 値はだいたい0.3か0.4です)
しかし良く見たら、令和4年〜令和5年の12月まではMMP-3の記載がある結果は頂いてないようです。
血液検査は2ヶ月に一度の頻度で行ってもらっております。

例えばMMP-3の値が分かる部分だけ
R5年12月18日 38.1
R6年 3月25日 32.6
R6年10月 7日 35.5
R7年 4月21日 36.4
R7年 7月14日 40.1
血液検査は最終R8年1月19日に行いましたが MMP-3の記載がないものをいただきました。

情報量が少ないのかもしれませんが、どうぞ 宜しくお願いいたします。

回答

あなたは、リウマチ因子が陽性だということですが、リウマチの治療は、炎症を抑えることです。
免疫異常を治すことではありません。
リウマチ因子が陽性だからと言って治療をする必要は、全くありません。
リウマチ因子が陽性でも、10人中8人は、リウマチを発症しないと言われています。

当院では、関節エコーでの炎症は一切参考にはしていません。
全身の炎症を表すCRPと、関節の炎症を表すMMP-3が同時に上昇した時のみ、リウマチの活動性があると考え、治療が必要となります。

あなたが、リウマチ因子が陽性でも、CRPやMMP-3が初診時から正常値であれば、リウマチは発症していませんので、治療する必要性はありません。
あなたは、手足の関節の痛みが一切ないとのことですが、関節痛のないリウマチは存在しません。
そのため、リウマチは初めから発症しておらず、治療の必要はなかったのではないかと推察されます。
そこに、リウマトレックスという元は抗がん剤の薬を使えば、身体にはリスクしかない、命がけの治療になりますので、即刻中止するべきだと考えます。

稀に、炎症がないところにリウマトレックスを服用したことで、気付かないうちにリウマチが発症していることがあります。
治療を中止しした時には、1カ月後に血液検査でCRPとMMP-3を調べてください。
CRPとMMP-3が同時に上昇した時には、リウマチが発症していますので、治療が必要になります。
どちらも上昇していなければ、リウマチは発症していませんので、治療は必要ありません。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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