関節リウマチは「炎症がなければ治療は必要ない」ということを、本でもホームページでも症例を通じて何度もお伝えしていますが、今回は大学病院膠原病科の2人のケースをご紹介します。
Aさん(40代 女性)
リウマチの体質があるだけで、炎症を表すCRPとMMP-3は正常でした。
しかしリウマチと診断され、プレドニン(10㎎/日)とリウマトレックスを投与されました。
その結果、重度の肝障害がおき、体重は20kg以上も増加し、生活がままならない状態になっていました。
Bさん(50代 女性)
リウマチの体質があるだけで、CRPとMMP-3は正常で炎症は認められませんでした。
しかしはっきりとリウマチとは言われていないにもかかわらず、リスクの高いリウマトレックスが、なんと大量に6c/週も投与されていました。
リウマチの活動性がないのに、全く治療する必要がありません。
それなのに命に関わるリスクの高い薬で、一体何を治そうを思っているのでしょうか。
こんな治療が、民間の病院と同様に大学病院でも行われているということは、非常に驚きであり、残念でなりません。
未だにリウマチを理解できず、20数年前の治療の領域から抜け出せていないということには、憤りを感じています。
余談になりますが、今はまだ発症していない人に、リウマチの体質があるからと『予防』で治療するのは悪くないと思っている人がいるようです。
しかし経験上、逆にリウマチの発症が早まったというケースを多くみてきました。
リウマチに『予防』治療は全く意味がないだけでなく、『逆効果』であるということを理解してほしいと思います。



