質問
<60代 女性>抗CCP抗体(+)、CRP 0.03、MMP-3 38.4
現在の治療に不安があり、薬を減らしたいと考えています。
初めまして。リウマチの診断後、8年になりますが、減薬又は服薬しない状況になるため、方策につきましてご相談させていただきます。
以下が、経過と治療状況です。
■2018年4/5初診。 右親指が巨大に腫れ激痛で整形外科を受診。
■同年4/16リファー先である、リウマチ内科を紹介され受診。
超音波検査結果は、左右手指・手・肩関節・左膝に所見なし。右膝に滑液貯蓄ありでした。
服薬は、メトトレキサートを毎週日曜 朝4mg・夜2mg 翌日夜にフォリアミン服用。3ヶ月ごとに受診。以前、胃薬と痛み止めを処方されていませんが、現在は飲んでいません。
(この8年間のCRPは、0.01~0.05、MMP-3は、低い時で16.3、高い時で53.5、通常30台です。)
2年前くらいまでは、就寝時や雨の時などに、手首や指(第一関節)の痛みもありましたが、リウマチ由来なのか更年期由来か加齢か、主治医は「何とも言えない」とのこと。主治医に痛みを訴えると、薬を増やす提案があるので、相談をしなくなりました。一度抗リウマチ薬を増やすこととなりましたが、胃痛や不快感などの副作用があり、自身の希望で元に戻してもらいました。現在は、運動やストレッチ等の自助努力を続け、痛みはほぼありません。主治医に減薬の相談をするも、思わしくない状況です。
知人の薬店主に勧められ、夢三七(高麗人参)の漢方薬服薬中。リウマチの減薬や転医を勧められており、「ルミンA 100γ」を本日7月12日より服薬開始。
回答
初診時の検査データを拝見すると、抗CCP抗体が陽性ですので、リウマチの体質は持たれています。
そして関節の炎症を表すMMP-3は正常値ですので、この時、リウマチは発症しておらず、治療の必要はありません。
右膝に関節液があった時に、その関節液を調べると、リウマチによるものなのか、老化等によるものなのかがわかるのですが、それを知っている先生は少ないようです。
メトトレキサートは免疫抑制剤です。様々な副作用があり、リスクの高い薬です。
免疫を抑えることで、結果としてリウマチの炎症、CRPとMMP-3を下げる目的で投与されます。
あなたはこの8年の間、CRPとMMP-3はずっと正常値ということで、抑えるCRPとMMP-3がありませんので、メトトレキサートを服用する意味がありません。
手指などの腫れや痛みがあっても、使い過ぎや老化などによるものと思われ、リウマチは一切関わっていません。
メトトレキサートは中止しても、反動はありません。
しかし長い間服用したことで、自分の免疫が抑えられ、リウマチが発症してしまうことがあります。
そのためメトトレキサートを中止し、1カ月後くらいに血液検査をすることを勧めます。
CRPとMMP-3、どちらも正常値であれば、リウマチは発症していませんので、治療の必要はありません。
繰り返しになりますが、『関節リウマチは、体質があっても、炎症がなければ治療は必要ない』ということを理解することが必要です。
リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます






