リウマチでもないのに、一生続けなければいけない薬を飲み続けなければいけませんか?

質問

<30代 女性>
リウマチではないのにアザルフィジン250㎎を処方されました。

23年4月の血液検査でリウマチ因子は高く出たと言われました。
RF132。CRP0.05以下
炎症は低いため経過観察。

24年8月に腰痛のために通院。
24年12月にロキソニンの副作用をみるために血液検査。ついでに、リウマチ因子もみると。
RF49。CRP0.05以下
リウマチ因子は下がっていましたが、手の第2関節や足の裏の痛みや首の痛みがあったため
アザルフィジン250㎎を25年1月8日に処方されました。
1月10日まで、朝晩飲んでいましたが、この薬は飲むのをやめると、次はもっと強い薬にしなければいけなくなると人づてに聞きました。
リウマチでもないのに、一生続けなければいけない薬を飲み続けなければいけませんか?
今やめると、リウマチになったときもうひとつ強い薬になりますか?病院へは、14日火曜日にしか受診出来ません。
やめるのが怖いので受診するまで薬を飲みますが、今すぐ服用を中止した方がいいでしょうか?

回答

当院ホームページの方でも、ご説明させていただいておりますが、リウマチでも炎症反応がなければ、治療は必要ありません。

炎症反応があるとは、
・関節の炎症を表す【MMP-3】が60以上
・全身の炎症を表す【CRP】が陽性
の場合を言います。
この時初めて、リウマチの活動性があるため、治療が必要になります。

リウマチ因子が陽性でも、発症するのは10人中2人と言われており、健康な人でも、リウマチ因子が陽性になることがあります。

アザルフィジンやリウマトレックスなどは、免疫を抑え、結果として炎症を止める薬剤です。
あなたはには止める炎症がないので、意味のない治療です。
薬を服用する理由がありませんので、中止しても問題はありません。
中止したために、リウマチになった時強い薬になるということもありません。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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