主治医からジャック阻害薬治療をと言われましたがリスクが色々とあり怖いのでためらっています。

質問

<70代 女性>CRP 0.01
長年オレンシア、メトトレキサートで治癒中、肝臓指数が長年悪くてやっとメトトレキサート、オレンシアが中止になりました。2年ほど前大腸癌で、手術しました。呼吸器科では器質化肺炎で薬を飲んでいます。左ひざ左手に痛みがありアクテムラを自己注射、全身に痒みが出ていますがそのまま継続、痛みは全く取れません。
CRPは正常、MMP-3は、プレドニンを飲んでいるので、はかっていません。
主治医からジャック阻害薬(ジセレカ)治療をと言われましたがリスクが色々とあり怖いのでためらっています。

回答

検査データを拝見すると、
①アクテムラの治療で、MMP-3は調べられていませんが、CRPは0.01で、今はリウマチの活動性がないようです。
そのため、今ある痛みはリウマチによるものではなく、変形や軟骨の減少、体力の低下などが原因ではないかと考えられます。

アクテムラでの治療中、CRPは正常値でも、MMP-3のみ上昇し滑膜炎が出て、痛みが続く方もいらっしゃいます。
ですので、プレドニンを服用されていても、MMP-3を調べる必要性があります。

②癌の手術をされたということですので、再発をおこしやすいプレドニンは、服用すべきではないと思います。
器質化肺炎のためだとしても、今落ち着いているのであれば、プレドニンは中止するか、
他の薬に変更することが望ましいと思われます。

③ジセレカでの治療が不安だということですが、調べてみるとジセレカの副作用にも、湿疹や痒みがあるようですので、
今と同じになる可能性もあります。
そのため、今のままの、アクテムラの自己注射の間隔を延ばしてみたり、
かゆみ止めを別に処方してもらったりしてみてはいかがでしょうか。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部卒業、同大学院修了後、岡山大学医学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約800例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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