炎症の数値が低いので治療を始める必要がないのでは?と思っています

質問

<50代 女性> リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(+)、CRP 0.069
5年程前から手のこわばりや指の痛みがあり、閉経してから酷くなってきて整形外科を受診しました。
血液検査の結果、関節リウマチとのこと。
リウマチ因子が高い、でも、CRPで炎症は起こっていないようです。
炎症が起こってから治療を進める先生もおられるが、受診した病院の先生は、治療を始めた方が良いとメトトレキサートのパンフレットを渡されました。
他の病院を紹介しても良いし、考えてみてくださいと言われました。

私としては、強い薬を飲みたくないし、こちらのサイトを拝見させていただいて、炎症の数値が低いので治療を始める必要がないのではと思い、相談させていただきました。

自分なりに調べて、漢方の桂枝加朮附湯が今の症状にあっていて、飲もうかと思っているのですが、どうでしょうか。

回答

【リウマチの体質の有無】
検査データを拝見すると、
あなたは、リウマチ因子、抗CCP抗体どちらも陽性ですので、リウマチの体質をもたれています。

【炎症の有無】
関節の炎症を表すMMP-3は調べられていませんが、全身の炎症を表すCRPは0.069と正常値です。
炎症の数値が低いのではなく、炎症は全くないということです。

リウマチの治療は炎症を抑えることです。
リウマチの体質があるから治療をするのではありません。
あなたは、抑える炎症がなく、今はリウマチは発症していませんので、治療は全く必要ありません。

今感じておられる症状は、リウマチとは関わっていないと思われ、
①加齢
②手指の酷使
③女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量の減少
※エストロゲンには、関節の組織である腱や滑膜を保護する役割もある
など、手指の軟骨が減り、隙間が狭くなっていることが主な原因ではないかと思われます。

あなたが調べられた漢方「桂枝加朮附湯」は冷えや痛みを抑える効果がありますので、飲まれてみると、効果が期待できると思われます。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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