膠原病だとステロイドや免疫抑制剤を開始しないといけないのか不安です。

質問

<50代 女性> リウマチ因子(-)、抗CCP抗体(-)、抗核抗体(+)、CRP 0.05以下

私は10数年前から鬱病とパニック障害を持つ50代女性です。
今から3年前かなりショッキングな事が有り、その辺りから朝起きた時の強い手のこわばりと激しい偏頭痛、吐き気等言い表せない苦しさに襲われ、更年期障害だと婦人科で言われました。
その症状は一時的なものでしたが後に子宮頸がん高度異形成が見つかり手術をしました。
手のこわばりは軽くなりましたが現在も続いてます。
倦怠感も強くなった気がします。

去年夏に美容室の薬剤による激しい接触性皮膚炎になりステロイドを塗って治療し治るのに10月頃まで掛かりました。
その頃からどんなものでも小さなアレルギー反応が皮膚に起きやすくなり、不安と痒みの不快さが続きメンタルと倦怠感も悪化しました。(元々多汗症でアレルギー体質でしたが夏場は毎年体調が悪化します。)

昨年12月、突然右股関節痛と肩と腰痛が起こり関節がバキバキ鳴り数日間寝込んだ事も有りましたが、ストレッチと無理に温泉に通ってたら1ヶ月程で改善しました。(右股関節は20才頃からおかしかったです。)
その件と数年前からの強い倦怠感でリウマチを疑い今月整形外科を受診しました。
その時主治医にもリウマチを疑われましたが、レントゲンや血液検査では問題は有りませんでしたが、抗核抗体検査HOMO型が320倍の陽性でした。

突然エリテマトーデスの可能性が出てきて更に追加の血液検査をし数日後に結果を聞きに行く所ですが、その翌々日から急に経験した事の無い強烈な怠さと熱感と背中の痛みが起こり、昨日昼迄続いたのでびっくりしています。熱はないのに熱感が有り汗は出ません。(1週間前に久々に日光を沢山浴びました。)

私は元々両頬が小学生の頃から赤く、紫外線を浴びると赤くなり疲労感も出ます。鼻根部はあまり赤くはなりません。
酒さやアレルギーかと思い、去年の接触性皮膚炎から赤みを消すレーザー治療をしたいと思ってた矢先でした。
レイノー現象はありません。
目の乾燥は数年前から気になってました。
体重変動は有り元々毛量は少ないです。

質問なのですが、今の検査結果ではエリテマトーデスでほぼ確定なのでしょうか?
更年期障害や鬱病が原因とは考えられないでしょうか?
薬の副作用も出やすく、6年以上前からは抗うつ薬や抗不安薬も飲んでません。
常用薬はゾルピデムと防已黄耆湯、酸化マグネシウム、時折フェキソフェナジンを飲んでます。
身内に膠原病はいませんが、娘が高校生の時に菊池病で入院しました。

膠原病だとステロイドや免疫抑制剤を開始しないといけないのか不安です。漢方薬や食事等で何とかやり過ごしたいです。

回答

あなたは、抗核抗体は陽性で膠原病の体質は持たれていますが、今は発症していませんので、治療は全く必要ない状態です。
そのため、漢方薬も食事療法も必要ないと思われます。

検査データを拝見すると、
①リウマチ因子と抗CCP抗体が陰性ですので、リウマチの体質は持たれていないようです。
②抗核抗体が陽性ですので、膠原病の体質をもたれています。
③貧血もなく、全身の炎症を表すCRPも正常値ですので、どこにも異常がありません。
④膠原病の体質をもたれていたとしても、発症したという証拠がありません。
膠原病は発症していませんので、今感じておられる諸症状に、膠原病は一切関わっていないようです。
検査データからは、運動不足による筋力低下がみられますが、その他に異常はなさそうです。
体力の低下、女性ホルモンの減少、老化や使い過ぎなどにより、
寒さや痛みに対応できなくなっているのではないかと思われます。

実は、抗核抗体が陽性で、膠原病の体質をもっているという方は、多くいらっしゃいます。
あなたは抗核抗体が陽性でも、発症していませんので、治療をする必要はありません。
膠原病のが発症した時の特徴は、原因不明の高熱や関節痛、レイノー現象などの症状が出て、血液検査では、貧血や血液の中の補体値(CH50)が低下した時には、膠原病の発症が考えられ、治療が必要になります。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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