どうしても薬の副作用の不安があります

質問

<40代 女性> リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(+)、CRP 0.12、MMP-3 26.7
現在15年程前から潰瘍性大腸炎を患っております。(薬は服用しておりません)

最初に2024年11月に右人差し指が痛くなり湿布で1週間位でよくなりました。
その後、2024年12月末にコロナにかかり、それと同時に右肩が上がらなくなり、右人差し指、左小指が腫れ、これはおかしいと思いリウマチ科に受診しました。
レントゲンでは異常なかったのですがCCP抗体が高いことからリウマチと診断されました。

薬ですが私は潰瘍性大腸炎があるので飲むより注射JAK阻害剤した方がいいと言われました。
ですが、どうしても薬の副作用等不安があり、その事を伝えると最低限の薬は飲むようにと、サラゾルスファピリジン500mgを飲んでいましたが、どうしても動悸など出てしまい250mgで飲んでいます。

それで今年に入ってから、両方の手首が痛くなり、血液結果でRFとMMP3の数値が高くなり、レントゲンをとると右手首の骨が少し壊れてきてると言われ手首はステロイド注射で一先ず落ち着いていますが
薬をタクロリムスを追加して飲む事と、注射JAK阻害剤を進められています。
どうしても薬の副作用の不安があります。
担当の先生は、そんな事言っている場合ではないと言われ、不安しかありません。

どうしても、どんな薬も副作用が毎回出てしまい辛いです。体が慣れるまでに時間がかかるのだと思います。
今の状況から我慢して飲んだ方がいいと思いますか?

回答

【リウマチの体質の有無】
検査データを拝見すると、
リウマチ因子、抗CCP抗体が陽性ですので、リウマチの体質をもたれています。

【炎症の有無】
全身の炎症を表すCRPも、関節の炎症を表すMMP-3も、どちらも正常値ですので、炎症所見が全くありません。
α1、α2グロブリンも正常値ですので、この時点で、リウマチは発症していませんので、治療は全く必要ありません。
アザルフィジンを服用する意味も、全くありません。

リウマチの治療は、炎症を抑えることです。
リウマチの体質をもっていることが病気ではありませんので、それだけで治療をする必要は全くないのです。
抑える炎症がなければ、リウマチの治療は全く必要ありません。

生物製剤もJAK阻害剤も、CRPを下げる薬です。
あなたには下げる炎症がありませんので、使う意味はありません。

手首にステロイドの注射をされているようでが、ステロイドを投与すると、MMP-3は上昇します。
また、ステロイドの注射を何度も繰り返すと、骨が溶けて骨破壊(変形)が進行してしまいます。

あなたは極端な鉄欠乏性貧血があるため、息切れがしたり、代謝が悪く疲れやすかったり、関節痛や筋肉痛を感じやすくなっているようです。
今感じている症状は、リウマチは関わっておらず、貧血や老化、使い過ぎ、女性ホルモンの低下などが原因ではないかと思われます。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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