更年期前後の女性の多くは、女性ホルモン(エストロゲン)が急減するため、手指の不調(痛みや腫れ、こわばり、しびれなど)をおこしやすくなります。
◆なぜ、女性ホルモンが低下すると、手の不調が現れるのか?
➀エストロゲンの急減
エストロゲンは、手指の血管を拡張して血流をよくし、関節の「滑膜」を柔軟に保って腱や腱鞘を保護している。
そのエストロゲンが急激に減少すると、腱や関節が腫れて痛み、動かしにくくなり、こわばる。
②朝の血流不足
眠っている間に炎症物質や関節液が停滞するため、朝に最もこわばりを感じやすくなる
➂自律神経の乱れ
ホルモンバランスの変化に伴い自律神経が乱れると、手の神経が興奮し、こわばりが誘発される
◆間違いやすい関節リウマチとの違い
| 更年期前後の女性の手の不調 | 関節リウマチ | |
| 原因 | エストロゲン低下による 腱・関節の変化 |
自己免疫反応による 関節滑膜の炎症 |
| 血液検査 | 炎症反応は陰性のことが多い | CRP・RF・抗CCP抗体などが陽性 |
| 朝のこわばり | 短時間(数分~30分程度) | 長時間(1時間以上続く) |
| 治療 | セルフケア・装具 ホルモン補充療法など |
免疫抑制剤 生物学的製剤など |
●進行すると…バネ指(腱鞘炎)やヘバーデン結節、ブシャール結節などの変形性指関節症がおこることがある


