関節リウマチと診断されリウマトレックスが出ましたが、副作用が怖いです。

質問

<10代 男性>RF 21、抗CCP抗体 13.9、CRP 0.21、MMP-3  71.6
息子の関節リウマチ診断のことで、初めてご相談いたします。
R6年春からR8年3月までの2年間中学不登校。
その間、体を動かすことは激減し、冷えた部屋でiPadを手に持って過ごす時間が多くなる。
手指のしもやけを2、3回皮膚科で診断される。
R8年3月(15歳)から手指の関節の腫れ痛み、朝のむくみこわばりなどが始まる。
右手中指第二関節にはしこりのようなものもある。
6月に整形外科受診、リウマチ科へ紹介状をもらい、リウマチ科にて、血液検査や、エコー、MRI検査をし、炎症あり、水も溜まっている、関節リウマチとの診断。
リウマトレックス服用とのこと。

副作用を考えると、服用が怖いです。
抗CCP抗体13.9
CRP定量0.21
MMP-371.6
RF21

CRPとMMP-3の値が同時に上昇した時リウマチの治療性があるとの篠原先生の文面を拝見して、ご相談させていただきました。

回答

検査データを拝見すると、
リウマチ因子、抗CCP抗体、どちらも陽性ですので、リウマチの体質をもたれていることは理解しました。

関節リウマチの治療は、炎症を抑えることです。

息子さんの場合、全身の炎症を表すCRPは0.21と非常に低く、関節の炎症を表すMMP-3は71.6で正常値です。
炎症所見がありませんので、リウマチの活動性はなく、今は治療の必要がありません。

ただし、リウマチの初期ではないとも言えません。
1カ月後、2カ月後、3カ月後と血液検査を行い、明らかにCRPとMMP-3が同時に上昇した際には、治療が必要になります。

今は炎症がないので、息子さんの症状はリウマチが原因とは思えず、整形外科的な問題ではないかと思われます。
リウマチのことは話さず、整形外科の手の専門で診てもらえば、
原因や治療がわかるのではないかと思われます。

リウマチとは関係ありませんが、肝臓の血液検査のデータが低値なので、80代の高齢者のように代謝が落ち、またLDHも非常に低いので、疲れやすい疲労が取れにくくなっているようです。
少し運動をされることを勧めます。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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