寛解に向かうためには、血液検査をみてアクテムラを3週間にするとかしかないのでしょうか?

質問

<60代 男性>
2011年8月にリウマチと診断されてから15年過ぎました。
途中、MTX-LPDになり、メトトレキサートが使えなくなり、現在はアクテムラを2週間に1度自己注射しています。
症状もほとんど出ないのですが、月に1日くらい片側だけ握力がなくなる程度です。
メトトレキサートと一緒にブレドニゾロンも使用しなくなり、骨粗しょう症の検査もしなくなりました。
寛解に向かうためには、血液検査をみてアクテムラを3週間にするとかしかないのでしょうか?

回答

誤解があるようですが、関節リウマチの原因は、免疫異常ですが、実際に起きていることは、「炎症」です。
そのため、リウマチの治療は「炎症を抑えること」です。

メトトレキサートやプレドニゾロンは「免疫抑制剤」で、直接は炎症を抑えません。
しかしアクテムラは、炎症を抑える薬です。

メトトレキサートやプレドニゾロンでの治療は、昔の治療で、当院では原則的には使用していません。
正しい治療は、炎症を止めるアクテムラでの治療です。

アクテムラを2週間毎に打ち、CRPとMMP-3が正常値になっていれば、その時点で寛解を迎えています。
そして、その治療を継続することで寛解が維持できます。

アクテムラは、保険上2週間に1回の薬ですので、3週間に延ばす必要性はないと思います。

 

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部卒業、同大学院修了後、岡山大学医学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわいクリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約800例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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