質問
<40代・男性>
手首の痛みが2週間あります。
最初の1週目は何もしなくても痛い時(朝)もありました。
その後は痛い時もあったり、痛くなかったり…という状況です。
整形外科を受診した所、手首のエコー検査をしてもらい、炎症があるオレンジ色の画像がありました。
そのため、採血をしてみることになり、結果は
CRP0.49
抗核抗体40未満(項目がいくつかありました)
抗ガラクトース欠損G1.0未満
で、検査上では異常はないと言われました。
痛みについては経過を見ることになっていますが、来月の受診を予約し、その時も痛みがあれば少量のリウマチ薬から服用してみましょうとなりました。
ネットの情報では、抗CCPという検査を受けないといけないみたいに書いてあるのですが、
抗ガラクトース欠損Gという検査は信用度は低いのでしょうか?
あまりリウマチ検査としては意味が無い検査なのでしょうか?
よろしくお願い致します。
回答
本来、リウマチを疑う場合、原則的には、リウマチ因子、抗CCP抗体を調べます。
また炎症があるかどうかは、CRPや滑膜炎を表すMMP-3を調べます。
炎症があり、リウマチ因子や抗CCP抗体が陰性の場合には、抗ガラクトース欠損IgG抗体を調べます。
リウマチの初期に、抗ガラクトース欠損IgG抗体が上昇するようですが、それだけでリウマチとは診断しません。
抗ガラクトース欠損IgG抗体のみを調べる先生は、初めてです。
痛みがあれば少量のリウマチ薬から…ということですが、抗リウマチ薬は痛み止めではありませんので、痛みに対して抗リウマチ薬を使う、という使い方はしません。
あなたがリウマチかどうか知りたいのであれば、リウマチ因子と抗CCP抗体を、治療が必要な状態かどうかは、CRPとMMP-3を調べてください。
その結果をお送りいただければ、アドバイスさせていただきます。
リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます