リウマチは初期治療が大切と聞いたこともあり、副作用への不安よりも治療を優先すべきかどうか迷っています

質問

<40代 女性> リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(+)、CRP 0.03

約半年前より、朝の歩行時に足の裏が痛む症状があり、「足底筋膜炎」と診断されました。
また、2か月ほど前から手のこわばりが出現し、グーパーがうまくできない症状があり、「ばね指」と診断されました。
症状は特に朝に強く、こわばりや痛みがありますが、夜(20時頃)には軽減する傾向があります。

整形外科に通院しておりましたが、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返し、完治に至らないため、リウマチ専門クリニックを受診いたしました。

血液検査の結果、初期のリウマチと診断されました(検査結果を添付いたします)。
医師からは「リウマチは完治する病気ではない」と説明を受け、メトトレキサート錠2mgを処方されました。

現在の「ばね指」「足底筋膜炎」としての治療を継続すべきか、
それとも「リウマチ」としての治療を中心に進めるべきか、ご意見をいただけますと幸いです。

また、薬を長期間服用することに不安があります。
これまでステロイドを服用した際に鼻血が出るなど、副作用が出やすい体質ではないかと感じております。
メトトレキサート錠2mgは明日から服用開始予定のため、まだ副作用の有無は分かりません。

リウマチは初期治療が大切と聞いたこともあり、副作用への不安よりも治療を優先すべきかどうか、迷っております。

回答

【体質の有無】
検査データを拝見したところ、リウマチ因子、抗CCP抗体どちらも陽性ですので、リウマチの体質をもたれているようです。

【炎症の有無】
関節の炎症(滑膜炎)を表すMMP-3は調べられていません。
リウマチの活動性を示す、全身の炎症を表すCRPは0.03と、全く炎症がありません。

リウマチの治療は、炎症を抑えることです。
CRPとMMP-3がどちらも上昇していなければ、治療は必要ありません。
CRPとMMP-3が同時に上昇した時には、治療が必要になります。

あなたは、リウマチの体質はもたれていますが、身体の炎症がないため、今はリウマチは発症していませんので、治療(メトトレキサート)は全く必要ありません。
もし治療をすれば、薬のリスクが高く、リウマチの発症を早めてしまう可能性があります。

バネ指は、整形外科で治療をしてください。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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  5. 現在の治療をこのまま続けて良いのか、不安に感じております

  6. 夜は痛みでほとんど眠れず、日常生活を送るのが困難です。

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