初期のリウマチの疑いありということで間違いないのか心配で相談させてもらいました

質問

<20代 男性> リウマチ因子(-)、抗CCP抗体(-)、CRP 1.79、MMP‐3 49.5
1月末より足首、手首、肘、膝の関節痛があり検査によりリウマチと診断されメトトレキサートを処方されました。血液検査は抗CCP抗体陰性、MMP陰性、リウマチ因子陰性でした。炎症反応はあります。初期のリウマチの疑いありということで間違いないのか心配で相談させてもらいました。痛む場所は日によって違うようで痛み止めを飲むと治まっています。検査結果は分けて送らせていただきます。

回答

【体質の有無】
検査データを拝見すると、
息子さんは、抗GAL欠損IgG抗体を調べられていませんが、リウマチ因子も抗CCP抗体も陰性ですので、おそらくリウマチの体質は持たれていません。
膠原病の体質ももたれていません。

【炎症の有無】
リウマチやリウマチ性多発筋痛症などのリウマチ類似疾患は、全身の炎症を表すCRPと、関節の炎症を表すMMP-3が上昇します。
息子さんの場合、CRPは上昇していますが、MMP-3は正常値です。

検査データを見る限り、リウマチの体質はなく、リウマチに関わる関節炎もおきていないようですので、メトトレキサートを服用する必要は、全くないと思われます。

では、CRPの上昇は、どこからきているのかと考えてみると、
(2月3日のデータより)
・白血球数上昇
・血小板上昇
・白血球の中の好中球上昇
これらのことから、細菌性の感染症がおきたのではないかと思われます。
高熱が出ると、関節痛がおこることがありますので、その影響が残っているのかもしれません。

今月採血された時のデータをお送りいただければ、治ったかどうか、現在の状況がわかるかと思います。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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