炎症もないのにリウマチと診断され、ケアラムを投与され体調は悪化。赤血球とヘマトクリットが高いのはリウマチと関係があるのか。

質問

<40代・女性> RF定量 56、抗CCP抗体 174、CRP <0.1
左手親指付け根が腫れ右人差し指が腫れて痛みがあります。
そのため整形外科のリウマチの医師がいるところを受診し血液検査をしリウマチと診断されケアラムを1錠1ヶ月飲み腫れや痛みが治らず逆に酷くなっています。今月から2錠になりました。特に何も変わりません。近いうちに病院を変える予定です。
血液検査で赤血球やヘマトクリットが高いのも気になりましたが何も言われませんでした。
リウマチと関係あるのでしょうか。

回答

検査データを拝見すると、リウマチ因子、抗CCP抗体ともに陽性ですので、リウマチの体質は持たれています。

滑膜炎を表す MMP-3 は調べられていませんが、全身の炎症を表す CRP は0.1未満ですので、炎症は全くありません。
病気が起きていないのに薬を服用すれば、副作用に悩まされます。

赤血球数やヘマトクリットが高い、ということは、血が濃いということです。
リウマチは、病気の活動性があるときには貧血を伴います。
血が濃いということは、貧血がないので、治す病気は何もない、これまでもリウマチは一度も発症していない、ということがわかります。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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