検査の結果、関節リウマチで炎症が出ているのに、担当医もご本人もそのことが理解できていないケース②

質問

<40代・女性>

先週、アザルフィジンを1日2錠に増やされました。前回も2錠に増やされましたが直感的に感じることがあって、1錠を2錠に増やされると腫れや痛みが酷くなるイメージです。そのようなことはないとドクターは言いますが、言うことを聞いてアザルフィジンを2錠飲んだ方が良いのでしょうか?

アクテムラ、近くの大学病院(日赤)で取り扱いあるとの情報を入手しました。私の今のレベル(軽度)でも早くからアクテムラは採用すべきですか?また一度打ち始めたら低コストの飲み薬に戻すことは難しいですか?お薬が良いのは重々理解できるのですが、問題はコストでして。。。医師に薬を替えて欲しいと訪ねれば「うちはCRPが1以上もしくは腫れが毎日続くでない限り薬は変えません。」と言うし、正直どこの病院でフォローしていただくのかベストかわからなくなってしまいました。

あと、CRPはストレスでも上がりますか?更年期かもしれませんが、ストレスが多く鬱気味です。特に朝。。

回答

ストレスでCRPが上昇するということは、聞いたことはありません。

ドクターは患者さんを選べませんが、患者さんはドクターを選ぶことができます。

滑膜が狭くなったら薬を変える、CRPが1を超えなければ薬は変えない、といった考え方は、あなたが選んだドクターの考え方がそうであって、私のところでは、考えでいません。

一般的に、リウマチの痛みには、ロキソニンなどの消炎鎮痛剤は効果がありません。
あなたは、ロキソニンを飲むほどではないということですので、痛みの程度が軽いのではないかと思われます。
ロキソニンが効くのであれば、抗リウマチ薬のアザルフィジンやアクテムラも、必要ないと思われます。

プレドニンは、少量の服用でも、滑膜炎を表すMMP-3を上昇させてしまいますので、リウマチの活動性があるのかどうかがわからなくなってしまいます。
プレドニンは、リウマチの治療には必要のない薬ですので、早急に中止することを勧めます。

プレドニンを中止して1カ月前後の血液検査で、全身の炎症を表すCRPと、滑膜炎を表すMMP-3が同時に上昇した時、リウマチの活動性があるということになり、治療が必要になります。
リウマチの活動性がある場合、ロキソニンなどの消炎鎮痛剤は効果がありませんので、抗リウマチ薬での治療が必要となります。
このような場合、アクテムラはコストはかかりますが、副作用が少なく、安全で効果が期待できます。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます

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