母がリウマチ治療中ですが、口内炎がひどく食事をするのがしんどいようです。薬の影響でしょうか。

質問

母がリウマチ治療中です。
口内炎がひどくて食事をするのがしんどい様です。
食事の量が減ったので体重も落ちています。
(身長152cm 体重38kg)
主治医の先生は口内炎は薬の影響ではないと仰っているようですが
本当に関係ないのでしょうか。
リウマチの薬の他に入眠剤を使っています。

回答

リウマチの治療として、アクテムラ皮下注のうえに、プレドニゾロン4㎎/日が処方されていますね。

このプレドニゾロンは、胃潰瘍や胃炎を起こしやすくしますので、これが口内炎に関わっているのではないかと考えられます。

プレドニゾロンの副作用を抑えるために、ポラプレジンクという胃の粘膜保護剤が処方されています。
この薬では、副作用を抑える効果が弱いので、増量もしくは、強い薬へ変更してもらうことを勧めます。

もしプレドニゾロンが必要ない状況であれば、中止することも勧めます。

検査データを拝見したところ、5月~6月、CRPが上昇がみられます。
体調を崩されたのか、リウマチの治療がうまくいっていないのか、が考えられましたので、お気を付けください。





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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