アクテムラが免疫抑制剤でないと知って、そちらに変えた方がいいのではと考えています。

質問

<60代・女性> RF定量 483、CRP 0.17
約3年リウマトレックスを4カプセル飲んでいました。
CRPが0.09から1.04に上がり、(風邪や抜歯等で飲む回数が減っていました。)
リウマトレックスを週に4カプセルから6カプセルに増やしています。
直近の数値は、0.17まで下がりました。

先生のお勧めのアクテムラが、免疫抑制剤でないと知って、そちらに変えた方がいいのではと考えています。
今までは、アクテムラのほうが副作用が怖いと思っていましたが、今のかかりつけ医から、
リウマトレックスを長く飲むと、リンパ腫になりやすいといわれ、生物学的製剤を勧められています。

アクテムラは、注射と点滴は、どちらの方が、体に安全でしょうか?

回答

「リウマトレックスを服用したことによりリンパ腫になった」というケースは、私自身は経験がありません。
リウマトレックスは、免疫抑制剤ですので、間質性肺炎や感染症などにかかるリスクが高くなります。

生物製剤アクテムラは、免疫抑制剤ではなく抗炎症剤で、直接細胞を傷つけないので、本当にリスクは少ないと考えています。

アクテムラの投与は、以前は点滴がメインでした。
しかし現在では、通院しての皮下注射(1回/2週)、もしくは自宅等でできる自己注射(1回/2週)、特に最近は、自己注射が主流となっています。

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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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