一番不安な事は炎症もないのにリウマチの治療薬を服用しなければならないこと、薬代が高額なことです。

質問

はじめまして。リウマチ の治療に不安を持っているものです。
約10年間治療をしていますがなかなか良くなりません。
私が痛む箇所は左足首のみで歩きすぎると痛み、朝起きがけのベットからの歩きはじめに一番痛む程度です。そのため仕事も出来ています。
一年前からリンボックを勧められ飲みはじめ、始める前よりは症状が治ってる感じはします。
直近の受診でエコー検査をしたところ炎症がなくなっているとのこと。
痛みの原因は骨棘が原因ではないかと言われました。
現在、メトトレキサート(水6ミリ.木6ミリ)リンボック(朝一錠)プレドニン(朝2ミリ夜1ミリ)服用しています。
エコー検査後は痛み止めが新に処方され上記の薬も継続となりました。
一番不安な事は炎症もないのにリウマチの治療薬を服用しなければならないこと、薬代が高額なことです。
いまさらながら他の病院に相談してみようかと考える日々です。
何かアドバイスはないでしょうか。

回答

関節リウマチの治療は、痛みを止めるために治療をしているわけではありません。
炎症を止めるために、治療をするのです。

炎症がないのに痛みがあるということは、関節のすき間が狭いことや筋力低下(不足)が原因として挙げられます。

メトトレキサートを使って炎症がないのであれば、臨床的寛解となります。
※寛解:リウマチの治療によって、関節痛などの症状が消え、血液検査などの値も正常に戻った状態

リウマチ治療に、プレドニンは根本的に使用しません。
貴殿はプレドニンを飲まれているようですが、何か理由があるのでしょうか。

10年間、足首の痛みのみということですが、リウマチで足首だけが痛むということは、あまり考えられません。
本当にリウマチなのか疑問に思われます。

初めから炎症がなかったのか、メトトレキサートを使って炎症がなくなったのか、本当に治療が必要な状態だったのか、リウマチと診断された時と直近の検査データをお送りいただければ、詳しくアドバイスができるかと思います。





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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