質問
73歳(女性)起床時の手のこわばりと右手親指の第3関節の痛みが気になり、総合病院のリウマチ科を受診しました。
血液検査はCRP0.03, RF定量9.4,MMP-37.6, 血沈/30分は4,1Hは20,
抗CCP抗体は1.1, Ig-M 79, 等その他の抗体検査も全て陰性でした。手のCTでも所見無し、エコー検査でも所見なし。一旦はリウマチでは無いと言われましたが、さらにMRI(造影剤有り)で両手の画像を見たところ、骨髄浮腫が見られるのでリウマチだと診断されました。
起床時の手のこわばりは、1ヶ月半ほどで消失し、親指第3関節の痛みは(数年前からあります)特定方向に手を捻じった時のみ感じるものです。自分ではピアノの練習のし過ぎと思い、練習量を大幅に減らしたので朝のこわばりが消失したのではと思います。
2010年の米国EUの診断基準には当てはまりませんが、最近では骨髄浮腫がリウマチの早期発見に重要との情報をネットで読みました。また高齢者は血清反応陰性型も多いと聞いています。
担当医の勧めでアザルフィジンを服用したところ、8日目に副作用(発熱、吐き気、両下肢,上肢の皮下出血、発疹)が出た為中止しています。
はたしてリウマチなのかご意見を宜しくお願い致します。
回答
当院のホームページを読んでいただければ強調していますように、どんなにこわばりや関節の痛みがあっても、CRPもMMP-3もなければ病気ではありません。
更にリウマチ因子もないので、リウマチではありえません。
大抵、手の使い過ぎや関節の軟骨が減ったことによる、腫れ、痛みだと思います。
それゆえ、アザルフィジンは必要ありません。
当院ではリウマチを40年診療していますが、骨髄浮腫を考えたことや調べたことはありません。
骨髄浮腫は忘れてください。