リウマチの心配はしなくていいと言われましたが、にぶい痛みは残ったままです。 本当にリウマチからではないのかが心配です。

質問

今年8月両手の手首がじわっと痛くなり整骨院にて治療。
腱鞘炎だろう。と治療を受けていました。
11月末、左手に激痛がはしり指をまげることができず、じっとしていても痛い。が腫れはなし。
ロキソニン湿布飲み薬服用。
翌日昼頃から急激に痛みはおさまる。が気になったので激痛が起きた翌々日に整形外科受診。
血液検査、MRIを受けました。血液検査の結果は添付ファイル1です。
8月の時点で喘息で通っている、内科に相談。その時の血液検査結果が添付ファイル2.3です。
内科ではリウマチの可能性はないと言われる。

ですが、今回整形外科でGAL欠損igg抗体定量が基準値を超えているのでリウマチは否定できない。と言われました。ただ、現状腫れもなく痛みもひどくないのであれば治療の必要はなし。
MRIも異常なし。今の痛みは腱鞘炎と言われました。
気になったので翌日同じ病院のリウマチ専門医を受診。
MRIに炎症がみられるが、腫れもなく、CCP抗体が陰性の事からリウマチの心配はしなくていい。と言われました。
ただ、激痛はなくなったものの、手首や親指下辺りににぶい痛みは残ったままです。
本当にリウマチからではないのかが心配です。
手の専門医を受診しようかも悩んでいます。
よろしくお願いします。

 

回答

抗GAL欠損IgG抗体は、リウマチの初期に出ることがあると言われていますが、陽性だからと言って、リウマチが発症したということではありません。

リウマチ因子(RF)、抗CCP抗体、抗GAL欠損IgG抗体は、リウマチの体質の有無を表します。
あなたは、抗GAL欠損IgG抗体が陽性ですので、リウマチの体質は持たれています。
しかし、CRPは正常値ですので、今はリウマチは発症していないので、治療は必要ない状態だと思われます。

当院では、血液検査で、【炎症を表す】CRPと【滑膜炎を表す】MMP-3が同時に上昇した時、リウマチが発症したということで治療の対象となります。

次に検査をされる時に、CRPとMMP-3を調べてもらい、どちらも上昇していなければ、リウマチは発症していないので、治療は必要ないということです。

今ある痛みは、リウマチは関わっていないと考えられます。





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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