質問
<40代 女性>
私は2021年9月に首が痛み寝違えと思いすごしていると、2022年3月に膝が痛み整形外科を受診しました。変形性膝関節症とストレートネックと診断され、同月湿布を貼って飲みに行くと翌日に気分が悪くなり両手首を痛め、そちらも同病院で受診しましたが血液検査されず腱鞘炎と診断されました。肩も痛めたので膝、肩、手首と順にリハビリを受けるころには手首は強直していました。
1年ほどで痛みが9割以上はなくなり、手首の強直をなんとかしなければと整体を受けたときに、足首の傷みもほぼなくなっているが睡眠中に痙攣が起きる事を伝えると病院で診断を受けてほしいと言われそのまま日が過ぎていくうちに、痛みがでたことのない反対側の膝に水が溜まり別の病院を受診したら、リウマチの専門医で手首のレントゲンをみただけでリウマチステージ4だと診断されました。
血液検査の結果はcrpが5.56、rfが27、mmp-3が1600、ccpが43でした。
血液検査の結果が出るまでにプレドニンを処方されましたが、飲んでから口内炎はたまたまできたのかもしれませんが、痛みのある足首が今までにないほどパンパンに腫れ上がり怖くなって先生に許可を得て2日で中止しました。
膝の腫れは薬を飲む前日の受診した夜には腫れが引いていましたし、手のリウマトイド結節のような腫れや痛みが薬でよくなるはずと先生が言われていましたが、そんな事はなかったです。
そういう事もあり、そちらの医院で薬を処方してもらう事に不安があります。
ご相談としては、今回膝が腫れたときに受診しましたが、今までに痛めた部分は9割以上に痛みはなくなっている状況で膝が腫れたりしたのは1年以上ぶりで湿布は貼りましたが2,3日で元の調子の良い状態に戻りました。
ちょうど腫れているときに血液検査をしたので、一時的な数値で膝の腫れがひいてからだと血液検査結果が炎症がなく良くなっているという事もありますでしょうか?
投薬治療をする場合、よくない薬というのはありますか?
手首の強直は治す方法はないでしょうか?
回答
リウマチの本体は炎症です。
RF(+)、抗CCP抗体(+)でリウマチの体質をもたれています。
そして、関節の破壊を表すMMP-3が1600と高値です。
全身の炎症を表すCRPも5.56と高値です。
これは、リウマチの活動性が高く、早急に抗リウマチ薬による治療が必要な状態と考えられます。
プレドニンは、抗リウマチ薬ではありませんので、使用するとしても、短期間です。
当院では15年近く、生物製剤アクテムラを使用しています。
アクテムラは、既存の抗リウマチ薬での治療で効果がない場合に使用できます。
リウマチの治療については、ホームページを参考にしていただければと思います。
膝の腫れが引いた後に血液検査をした場合、検査結果が改善している、ということもあります。
しかし、全く消えるというケースはないと思われます。
いずれも血液検査をして、CRPとMMP-3が正常化していれば、治療は必要ありません。
リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます