レントゲンは異状なし、血沈は陰性でしたがccpが異常に高いということで、RA分類基準が6になってしまいました

質問

<50代・女性>
4月に入り手の専門の先生がおられる総合病院へ行ってきました。レントゲンは異状なし、血沈は陰性でしたがccpが異常に高いということで、RA分類基準が6になってしまいました。リウマチ認定されたショックで数値覚えてません、すみません。後は6週間以上続いてるということでリウマチ認定となってしまうとのことでした。5だったら様子見になるところだったが、ccpの数値でぎりぎり6になるという説明でした。腎臓が健康であるということできつい薬をいきなり使ってガツンとつぶす方法でいくとのことでした。リウマトレックスと言ってたと思います。
4月に入った頃から朝の手のこわばりが酷くなりポキポキと骨の音がなるまで手を握らないと動かないので痛みに耐えながら音がなるまで指を曲げてました。病院で痛み止めセレコキシブ100mgをもらいましたがほとんど効かず、1週間後プレドニン5mg飲み続けて2日目位から痛みが和らいで朝のこわばりもほぼない状態ですが全体的には痛みが取れたとは言い難い状況です。
ccpの数値が高いのは遺伝の要素が強く、重症化しやすいという情報もありますので、炎症を抑える治療だけでなくやはり免疫抑制治療もした方がよいのでしょうか?

回答

リウマチの治療は、炎症を止めることです。
たとえリウマチの体質があるとしても、
全身の炎症を表すCRPと、
滑膜炎を表すMMP-3が、同時に上昇していなければ、
リウマチの活動性はないということですので、治療の必要はありません。

当院では、CRPとMMP-3が同時に上昇した時に、リウマチ治療を開始します。
病気があるかどうかではなく、炎症があるかどうか、です。

また、リウマチは前もって予防としての治療は必要ありません。
炎症もないのに治療をしたことで、リウマチの発症を早めてしまうこともありますので、リスクしかなく間違った治療です。

痛みがあっても、炎症がないのであれば、老化や使い過ぎが原因ではないかと思われます。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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