医師から「リウマチの可能性があるので薬を飲みますか?」と聞かれましたが、心理的に抵抗があり保留しています。

質問

<40代 男性> リウマチ因子(-)、抗CCP抗体(+)、CRP 0.07
添付ファイルのように抗CCP抗体が35.0で、医師から「リウマチの可能性があるので薬を飲みますか?」と聞かれましたが、心理的に抵抗があり保留しています。
経緯は以下の通りです
・3年ほど前から両肩が痛く、病院には行かず四十肩であろうと個人で判断
・痛みは日によって差があり、痛くて肩が上がらない日もあった
・動かせるときに動かすと肩がボキボキ鳴る
・1年ほど前に鍼灸院で治療したが改善しない
・2週間ほど前にクリニックで診断。レントゲンは異常なし。当日、より痛かった左肩のみMRIを撮影したが「腱に穴が空いているかもしれない」と断定はできないようだが、四十肩五十肩ではなく腱の問題の可能性という診断。理学療法士によるリハビリ開始。同時に血液検査を行う。(エコーは行っていない)
・1週間後、血液検査の結果を元にリウマチの可能性があるので薬を勧められるが保留した。
・現在は1週間に一回通院しており(2回)、両肩にヒアルロン酸の注射を打つことと、リハビリを20分ほど行っている。

症状は肩のみで手足の異常はありません。
強いて言えば、右手中指の第一関節の第ニ関節の間が多少痛むことがあります(強く押したり力を入れたりした時だけ)
痛みが出ている両肩は、朝起きたときが最も痛みがあり(特に肩の前側)、横になって肩を少しずつ動かしていると痛みが和らいできます。起床後2時間ほど経つと痛みはマシになり腕を上まで上げることもできますが、痛みはあります。

また、昨年より健康診断で骨密度を測っており、股関節の骨密度が低いので念のためファイルを添付しております。

この状態でリウマチの薬を飲むかどうかの判断ができず、篠原先生の書籍に出会い、こちらでご相談させていただきました。

 

回答

検査データを拝見すると、あなたは、抗CCP抗体が陽性ですので、リウマチの体質は持たれています。

関節の炎症MMP-3は調べられていませんが、全身の炎症を表すCRPは0.07です。
貧血もなく、炎症もありませんので、今は、リウマチの活動性はなく、治療の必要性は全くありません。

今は、自分の力で、リウマチの発症を抑えている状態です。
そこに、リウマチの可能性があるからと、予防や早期投与ということで免疫抑制剤を投与されると、逆に自分の免疫力が抑えられ、リウマチの発症を早めてしまうことあります。

今、リウマチの活動性はありませんので、感じておられる痛みに、リウマチは一切関わっていないと思われます。
また、骨粗鬆症の疑いに関しても、直接リウマチは関わっていないと思われます。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部卒業、同大学院修了後、岡山大学医学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわいクリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約800例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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