「リウマチの治療はじめる?」と言われました。治療を始めた方がいいのでしょうか…

質問

<70代 女性>
RF定量 25、抗CCP抗体 0.8、抗GAL欠損IgG抗体 8.6、CRP 0.02

3か月まえから手足の痺れでリウマチ検査をしました。医師から一度は「RF25でリウマチ体質。GALは少し高いがCRP・CCP正常なので大丈夫」脳(CT・MRI)・頸椎(MRI)・胸椎CT・MRI・腰椎MRI・神経伝道検査はほぼ問題なし。タリージェを飲み続けていますがしびれがひどくて「やはりリウマチの治療はじめる?」と言われました。治療を始めた方がいいのでしょうか・・・宜しくお願いいたします。

回答

関節リウマチの治療は、炎症があって初めて開始となります。
炎症を止めることが、リウマチの治療です。

検査データを拝見すると、
リウマチ因子(+)、抗GAL欠損IgG抗体(+)です。
抗GAL欠損IgG抗体は、リウマチの初期に上昇する(陽性となる)と言われていますが、CRPは(-)ですので、今はリウマチの炎症はありません。
今はリウマチの活動性がありませんので、治療の必要はありません。

もう一度言いますが、リウマチの治療は、炎症を止めることです。
CRP(身体の炎症)とMMP-3(滑膜の炎症)が同時に上昇した時には、治療が必要となります。
資料を添付いたしますので、参考にしていただければと思います。

『リウマチを止める』より

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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