整形外科の先生から、骨の変形が始まってからでは遅いからフライングで治療をするべきと強く言われ、大変不安に思っています。

質問

<50代 女性> RF(-)、抗CCP抗体(-)、CRP 0.2
25年4月頃に左肘に滑膜炎を発症し、リウマチ所見はないとのことで色素性絨毛結節性滑膜炎疑いで滑膜切除の手術を7月に受けました。
生検で該当しなかったため、またリウマチが疑われました。
その後、経過観察を続けていますが最近になって足首が腫れ、痛みがでてきました。
指のこわばりは強くないですが少し違和感があります。

手術後の肘のリハビリを受けている整形外科では、リウマチが疑わしいので治療を始めることを強く勧められています。
ですが手術を受けた大学病院の膠原病科の先生は、血液検査でリウマチ所見がないため、経過観察を続けても良いのではと仰っています。

整形外科の先生から、骨の変形が始まってからでは遅いからフライングで治療をするべきと強く言われ、大変不安に思っています。
X線の検査ではリウマチ所見はないとのことですが、MRIの検査なども必要でしょうか。

回答

検査データを拝見したところ、
リウマチ因子、抗CCP抗体どちらも陰性ですので、リウマチの体質は持たれていません。
CRPは0.2と炎症所見がありません。
そのため、リウマチはありえません。
免疫異常もないのに、予防的に劇薬であるリウマチの薬での治療は、全く必要ありません。

あなたは、MMP-3のみ上昇していますので、血清反応陰性関節リウマチ(セロネガティブリウマチ)の可能性も考えられます。
しかし、MMP-3のみが上昇している場合、慢性の滑膜炎のみで、一方的に進行することもないため、経過観察で良いとされています。
特別治療する必要はなく、鎮痛剤での対応で良いと思われます。

肘の滑膜切除の手術をされたということですので、手術後、再度滑膜が増殖していないかどうか、手術を受けた整形外科で診てもらう方が先決ではないかと思います。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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