炎症・痛み・水溜りがあってもリウマチとしての治療は不要でよいでしょうか

質問

<40代 女性> RF(+)、抗CCP抗体(-)、CRP 0.05以下、MMP-3 41.4
昨年末に皮膚科で血液検査をし、RF定量が17だったため整形外科の受診を勧められました
この時点で他にチェックが入ったのは
総コレステロール値 223
白血球像単球 8.2
抗核抗体抗体化価 40倍
HOMO型 40倍 です

手指第2第3関節の痛み+赤みは数年前からありましたが、1週間程度で治まることがほどんどでした
今年に入り指の股・手首・手の甲・側面・足指の付け根など痛みの範囲が広がり、期間も長く続いているため、整形外科で関節エコーを受けたところ、軽度の炎症と水溜りがあり、RF値もオーバーなので見てリウマチだろうとの診断
再度血液検査をしてから薬物治療になるだろうと、その間の炎症止めとして『プレドニン5㎎』処方されています(1日1錠)

そして最新の検査結果は添付した通りリウマトイド因子定量以外、MMP-3、CRP定量、抗CCP抗体定量が基準値内のため、抗リウマチ薬で治療するかグレーゾーン。こちらの判断に委ねると言われました
医師と看護師より「いま治療しなくても骨がすぐ変形するようなことはないと思う、 免疫抑制剤は副作用もあるので、様子を見てはどうか」と、こちらも決断できず様子見としました
半年~1年後に再度レントゲンをとり、骨の隙間ができてないか確認しましょうとのこと
そして再度プレドニンを処方されています
私はステロイドは長期服用できない、という知識しかありませんでしたが、
「痛みが強い時に飲めばいい・手持ちの鎮痛剤(ロキソニン等)と併用可。10㎎までなら朝晩に分けて服用可・日を置いてもいい。痛みが消えたら服用を止めていいし、再発した時また飲んでもいい」という説明を受けました
しかし他の病院で処方されてる方から【プレドニンは少量ずつ減薬する必要がある】と聞き疑問を持っています
現在飲んでない日も挟んで服用10日目になりますが、今朝は半量にしました

確認したいのは以下の点です
★炎症・痛み・水溜りがあってもリウマチとしての治療は不要でいいか
その場合、痛み止めを服用しながら経過観察するしかないのか
炎症が治まれば水溜りも消えると言われたが、放置でいいのか(一部膨らみがある)
炎症と痛みを無くすためにはどうしたらいいのか。自分でやれることはあるか(栄養剤・運動・サポーターなど)
発症してないか調べるには定期的に血液検査が必要か(その場合の頻度)
★プレドニンをこのまま『痛み止め』として続けていいのか、他と併用して本当に問題ないのか
駄目な場合、急にやめても問題ないのか(現在半量にしたが途中でやめるつもりでいる)
本来減らしていく場合は何日ほど続けたらいいのか、服用量はどうすべきか
★痛み自体はあるため、仕事の時は鎮痛剤を入れたい
ロキソニン(市販)・ザルトプロフェン(腰痛時に別の病院で処方されたもの)などを使用していいか
★リウマチ以外に考えられる疾患はあるか(手足のほか腰・股関節・尾骶骨の痛みあり)
朝方に手がしびれて固まることが増えたがリウマチに痺れ・赤みなどはないと言われました。そうなのですか?

回答

当院では、長い間関節エコーやMRIでの炎症は、診断の参考にしていません。

【リウマチの体質の有無について】
検査データを拝見したところ、抗CCP抗体は陰性ですが、リウマチ因子が陽性ですので、リウマチの体質は持たれているようです。
リウマチ因子が陽性でも、10人中8人はリウマチを発症しないと言われていることを、知っておいてください。

【炎症の有無について】
全身の炎症を表すCRP、関節の炎症を表すMMP-3どちらも正常値ですので、炎症所見が全くありません。
関節エコーでの炎症は、血液検査のMMP-3に現れますが、あなたの場合、MMP-3は正常値です。
関節エコーで炎症があったとしても、血液検査に現れない、治療の必要のないレベルのものだと考えられます。

【治療について】
リウマチの治療は炎症(CRPとMMP-3の上昇)を抑えることです。
リウマチの体質があるとしても、炎症がなければ治療は必要ありません。
あなたは、今はリウマチは発症していませんので、リウマチの治療も必要がありませんので、当然プレドニンも必要ありません。
今ある諸症状は、リウマチは関わっていなくて、寒さや老化、使い過ぎ、筋力・体力不足などが原因の、いわゆる自然現象ではないかと思われます。
それゆえ、鎮痛剤や湿布などで十分対応ができるのではないかと思います。

プレドニンについてですが、緊急時以外に、痛み止めとして出す薬ではありません。
依存性があり、骨を脆くしてしまい、副作用なども多く、リスクしかありません。
服用した期間が短期間ですので、すぐに中止しても問題はないと思われます。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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