MMP-3があがってきているため、治療をまた変えるか検討中です。

質問

<50代 女性> RF(-)、抗CCP抗体(-)、CRP 6.21、MMP-3 85.9
令和5年ママさんバレーボールを何年もやっているのに、急に筋肉痛首が回らなく起き上がれなくなり、整形に受診。膝に水溜まり、穿刺、MRI撮影。診断つかずに痛み止めの対応。リウマチ科受診して、プレドニン開始。MMPが1506.8上がり(表添付)
サラゾスルファピリジン一日1000mgでよくなる。
毎月血液検査、関節リウマチ?今年に入り、エンブレム注射25mgから、週1回開始して、3ヶ月。体調は、寛解しているが、また、MMPがあがってきている。治療をまた変えるか?検討中。
リウマチ性多発筋痛症と、本当に関節リウマチ?

回答

初診時の検査データを拝見すると、抗GAL欠損IgG抗体は調べられていませんが、リウマチ因子、抗CCP抗体ともに陰性ですので、リウマチの体質は持たれていないようです。
そして、CRPとMMP-3、どちらも上昇していますので、関節リウマチではなく、リウマチ性多発筋痛症が発症したのだと思われます。

現在プレドニンは中止し、生物製剤のエンブレルで治療をされているとのこと、MMP-3のみが上昇しているということ、理解しました。
当院では、CRPとMMP-3のどちらも正常値に下がった場合を寛解としていますので、まだ寛解とは言えないのではないかと思われます。

エンブレルや、当院で主として使用しているアクテムラなどの生物製剤は、CRPを下げるための薬です。
CRPは下がってたとしてみても、プレドニンを服用している方・過去に服用していた方は、MMP-3が上昇する傾向があることがわかっています。
そのような場合、従来の抗リウマチ薬のリウマトレックス、ケアラム、プログラフなどの免疫抑制剤のいずれかを、通常の量もしくは少量併用することで、大半の場合、1ヶ月程度でMMP-3は正常化しているケースが多くありますので、参考にしていただければと思います。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





リウマチに関するお悩み・ご質問は、
お気軽にご相談ください。


当院のリウマチ治療 リウマチSOS

執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



その他の関連情報

  1. 病院に行くと、血清反応陰性関節リウマチと診断され、薬を処方さ…

  2. 炎症は軽度だが、全身状態が悪いケース。果たしてリウマチなのか…

  3. 炎症がないのにリウマチと診断され、リウマトレックスの副作用で…

  4. リウマチ因子と抗CCP抗体が強陽性。炎症所見はありませんが手…

  5. 免疫抑制剤を飲み続けるのは怖いです。不要であれば飲みたくあり…

  6. アクテムラを使用する場合もMTX併用は必要なのでしょうか

交通アクセス

わいわいクリニック 外観写真

〒710-0133 岡山県倉敷市藤戸町藤戸2-10
TEL / 086-428-8525
受付時間 / 8:30~11:00 14:00~17:00(土曜 13:30~15:00)
休診日 / 木曜・日曜・祝日

診療時間
9:00~12:00 休診休診
14:30~17:30 休診休診

☆印の土曜日午後は 14:00~16:00 外来(相談)

PAGE TOP