このままの治療で良いのかご相談させて下さい。

質問

<60代 女性> リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(+)、CRP 0.4、MMP-3 28.3
リウマチ治療を始めて、5年目になります。
最初痛かった左膝は、今は、痛みはありません。

メトトレキサート、プレドニゾロン投薬から始まり、2年後に、内臓の値が良くないので、メトジェクト皮下注射7.5mgプレドニゾロン投薬になりました。
4年経ち、痛みも強張りもないのですが、薬に変化がないので、病院を変わりました。

今の病院の初診では、CRP0.2で痛みも強張りもほとんどなく、リウマチではないかもと言われましたが、検査の結果、リウマチ因子定量が43
抗CCP抗体が311.8の為、メトジェクト皮下注射7.5mgとフォリアミンとロキソプロフェンの治療を継続になりました。
薬で抑えられている状況との説明でした。
減薬は出来ないとのこと。治療を続けないと、ぶり返すとの事でした。

この夏、夏風邪が酷くて、皮下注射を打つとぶり返していましたので、4週間打たずに受診しました。特に変化もなく、風邪を治して注射して下さいとの事。
しかし、打つとぶり返し、咳が止まらなくなるので、それから8週間打たずに受診しました。
その旨お伝えしました。
風邪も治り、頻繁になっていた膀胱炎もかからなくなりました。
CRPは、0.4
MMPー3 28.3
でしたが、余っている皮下注射を打って下さいとのこと。
指の痛みなし、膝の痛みなし、肩にも異常なしでした。

ただ、肩の痛みが出て、2日くらいしたら、手が痛くなり、次は反対に痛みがうつる今の状況も伝えましたが、五十肩ですかね!で、特に何もありませんでした。

このままの治療で良いのかご相談させて下さい。

回答

リウマチの診断についてですが、
リウマチ因子や抗CCP抗体が陽性で、リウマチの体質をもたれていたとしても、炎症がなければ、治療の対象にはなりません。

リウマチの治療は、炎症を抑えることです。
しかし多くの病院では、リウマチの体質があるだけで、その体質を治そうと、治療を始めてしまうのです。

あなたの場合、初診時のことはわかりませんが、8週間治療を中断しても、炎症を表すCRPとMMP-3は正常値ですので、今は、リウマチの活動性がなく、治療の必要性はありません。
(初診時ももしかすると、炎症所見はなかった可能性がありますので、検査データを確認してみてください。)

そのため、余っている皮下注射を打つ必要性は、全くありません。

あなたはリウマチの体質をもたれていますので、いつ、リウマチがおきるかはわかりません。
CRPとMMP-3が同時に上昇した時には、リウマチの活動性があるということですので、治療の対象になります。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部卒業、同大学院修了後、岡山大学医学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわいクリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約800例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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