リウマチの初期でアザルフィジンが処方されました。飲んだほうが良いのか悩んでいます。

質問

はじめまして。
よろしくお願いいたします。

8年程前、少し指が痛くなりリウマチ専門の病院に行きました。
その時からリウマチ因子だけ、20~30をいったりきたりしています。
しばらく経過観察で、血液検査、エコー、レントゲンしていました。
今年の4月中旬辺りから左肩が痛くなり次第に右肩も痛くなりました。
症状としては腕が後ろにまわらず着替えが辛いです。

3年ぶりに病院に行き検査した所、血液検査は、リウマチ因子30、ccp抗体マイナス、CRP0.03、赤沈14、MMP3ははかっておりませんでした。
エコー検査では、両肩、多少の炎症反応が見られました。
2ヵ所、違う病院でエコー検査で診てもらったら、炎症反応は出ていませんでした。どちらもリウマチ専門医の診断です。
今まで通院してた病院で再度診てもらったら、炎症反応がやはりでました。
(9月始めに診てもらって、1週間後ずつに検査しています)

リウマチ初期の疑いで、アザルフィジンが処方されましたがまだ飲んでいません。
飲んだ方がいいのか未だに悩んでます。

 

回答

リウマチ因子(+)の場合でも、リウマチが発症するのは20%(10人中2人)程度と思われます。
血液検査の結果、CRPは0.03ですので、炎症反応はありません。

当院では、エコーの炎症反応は、治療の対象ではありません。
血液検査で炎症がなければ、リウマチは起きていない、と考えます。

腕や肩に痛みがあっても、炎症反応がありませんので、それはリウマチは関わっていないということです。

アザルフィジンですが、炎症がないので、使う意味がありません。

整形外科に行かれた際に、リウマチ因子があることは言わないほうが良いと思います。





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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