質問
<50代 女性> RF 42、抗CCP抗体 16.2、CRP 0.02、抗核抗体(+)
11月半ば頃、左手中指の第2関節・左足外反母趾?・左膝に強い痛みがあり歩行に支障がありました。
現在は足(外反母趾?)が少しと、右手人さし指付け根に痛みがあります。
(血縁関係で、祖母がリウマチだったそうです)
初めに診察していただいた病院では、手のみのエコーと血液検査の診察でした。
エコーで炎症が見られなかったため、リウマチじゃないのでは、という雰囲気で足がとても痛いと伝えてもチラっと見たのみで足のエコーはしてもらえませんでした。
検査結果でリウマチ反応が見られ、検査項目の説明のみでリウマチについての説明などは一切なく、患部を目視することもなく「今日から投薬治療しましょう」とアザルフィジン250(2回/日)処方されました。
リウマチについて無知な私は、痛み止めだけでは進行してしまうのではないかと不安になり、別の病院で診ていただきました。
手・膝・足指全て丁寧にエコーで診てくださり、詳しく説明を受けました。
関節と滑膜で炎症が起きてるのではなく、その周りにある黒い影の部分が痛みの原因であり、数字上ではリウマチと診断されるけど(私は)プレの段階で、日本でだけ使われる「回帰性リウマチ」に該当するとのことでした。そのため、そこの先生は「体質はあれど、まだリウマチと診断しないし、自分の家族になら薬はまだ飲ませない。アザルフィジンはこの段階ではほぼ効果がない」と仰いました。
アザルフィジンは1週間のみ服用しており、2軒目で診ていただいてからは服用を止めています。
本日1軒目の2回目の血液検査があったので、今日の検査を最後として受診し、当日中に結果をいただきましたが、抗体の項目は検査対象となっていませんでした。
その後の様子を聞かれ、左手はかなり良くなって曲げれるようになったこと、右手の付け根が痛い、足も時々痛いと伝えましたら、足はまたもスルーされ、右手付け根をチラっと目視したのみで「薬増やしましょう」とサラゾスルファピリジン腸溶錠500(2回/日)を35日分処方されました。
また、カフェインについて私も色々ネットで見ていますが、先生方(1軒目2軒目)の意見が真逆で少々不安と気持ちの混乱があります。
薬を飲むことで発症を促すのは避けたい思いと、このままでいいのだろうかという思いと、色々ネットでも見過ぎてるせいもあると思いますが、正直もう何がいいのか正しいのか全くわからなくなりました。
更年期・年齢だけのもので過ぎて欲しいと願うばかりです。
現在はなるべく心穏やかに過ごすことを心がけ、睡眠も6時間を目標にし、無理をしない・カフェインも1日2杯(緑茶・紅茶・コーヒーいずれか)までに抑え、少しでも青魚を摂ることを続けています。
回答
検査データを拝見すると、
リウマチ因子・抗CCP抗体はともに陽性、抗核抗体陽性ということから、膠原病の体質、主に関節リウマチの体質をもたれていることがわかります。
関節リウマチは、体質があるからと言って、治療をするわけではありません。
炎症を抑えることが、リウマチの治療です。
そのため、全身の炎症を表すCRPと、関節の炎症を表すMMP-3が同時に上昇した時のみ、リウマチの活動性があると考え、治療が必要になります。
あなたは、MMP-3は調べられていませんが、CRPは0.02と、全く炎症がありません。
貧血もありませんので、一度もリウマチは発症していないと考えられます。
当然治療の必要は、全くありません。
メールの内容で少し気になったのですが、リウマチの活動性がある時、アザルフィジンはあまり効果が期待できないため、当院では使用していません。
今後、痛みが続き、血液検査でCRPとMMP-3が同時に上昇した時は、治療が必要になります。
リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます



