せっかく早期に治療ができるなら、しっかり治療して仕事を続けたいと思っています。

質問

<50代 女性>RF(+)、抗CCP抗体(+)、CRP 0.05以下、MMP-3 40.6
症状として、4ヵ月前から時々、歩行に障害がありました。今考えると朝のこわばりが午前中はあり、現在も日々痛みの場所は変わるものの湿布と鎮痛剤でしのいでいました。

左MTP関節、右足関節、両膝関節、左MP関節、右肘関節の腫脹と痛みがあり耐えきれず整形外科を受診しました。
2週間前に関節リウマチと診断されたときのデータを添付しています。
すぐにケアラムを朝1錠から開始となりました。

足首のレントゲンでは骨の変形はまだみられないとのことでした。
せっかく早期に治療ができるなら、しっかり治療して仕事を続けたいと思っています。

質問①
てっきりメトトレキサートが処方されるのかと思っていたのですが、ケアラムで大丈夫なのでしょうか?
身体への負担は少ないのでしょうが、効果も遅いし心配です。
そちらには関節エコーはありません。触診と問診、検査データのみでした。

質問②
今後リウマチと長い付き合いになることを考えると専門医の居られる病院に変わったほうがいいのでしょうか?
悩んでいます。

回答

検査データを拝見すると、
リウマチ因子、抗CCP抗体ともに強陽性ですので、リウマチの体質をもたれていることはわかりました。

しかし全身の炎症を表すCRPも、関節の炎症を表すMMP-3もどちらも正常値ですので、炎症所見が全くなく、今はリウマチの活動性はありません。

リウマチの治療は炎症を抑えることです。
今はあなたには、全く炎症がありませんので、治療は必要ありません。

どんなに痛みがあっても、検査に異常がなければ、治療の対象にはなりません。
今ある痛みにはリウマチは一切関わっておらず、年齢的にみても、
①女性ホルモンの低下
②使い過ぎ、
③老化による変形性関節症
などが原因ではないかと思わます。

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リウマチ因子があるだけで、炎症がないケース:
このケースの場合、痛みの原因は「リウマチだと思い込み」治療を始める先生や、「薬を出せば予防になる」と思う先生が、以外にも多くおられます。
しかし、出された薬は免疫抑制剤で、身体にとってはリスクが多い薬です。
今リウマチが発症していないのに、免疫抑制剤を服用することによって、予防ではなく逆に、今おきていないリウマチの発症を早めてしまうケースもありますので、即刻、薬の服用は止めるべきです。
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リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部卒業、同大学院修了後、岡山大学医学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわいクリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約800例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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