プレドニンを続けるかアクテムラに替えた方がいいのか

質問

<60代・女性>
2023年よりPMRと診断されプレドニン服用中です。
減薬したら再燃を繰り返し5㎎以下を続けてます。
主治医がアクテムラに変更してみてはどうか?と言われてます。
憩室が数か所有り憩室炎になったこともあるので不安です。
このままプレドニンを続けるかアクテムラに替えた方がいいのか、どちらがいいのでしょうか?

回答

アクテムラの副作用に憩室炎があります。
過去に憩室炎になったことがあるということですので、原則的にアクテムラは使用できないと考えられます。
当院でも、アクテムラが使いにくいという方はいらっしゃいましたが、エンブレル(1回/週)に変更してうまくいったというケースがあります。

プレドニン5㎎以下で、高血圧、糖尿病、肥満、緑内障など大きなトラブルがなければ、継続されるのが良いかと思われます。
リウマチ性多発筋痛症は、数年以内に完治するということもありますので、それまでは継続されるのが望ましいと思われます。

リウマチ性多発筋痛症と診断された方の中には、途中からリウマチ因子が出てきて、病名が関節リウマチになる方もいらっしゃいます。
半年に1回程度、リウマチ因子などを調べられてみては、いかがでしょうか。

リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。



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