質問
<40代・女性>
寝起きに足の裏の痛み、夜に右肩の痛みで寝不足になることがあり、昨年11月にリウマチ診断が下りて、一先ずセレコックスを処方されました。
飲んだ途端に痛みの箇所が広がってきたので、メトトレキサートを飲んだ方がいいと言われたのですが、どうしても踏み切れず1月に入ってセカンドオピニオンで他院へ受診しました。
そこでアザルフィジンとセレコックスを処方され、2月に入って症状が少し落ち着きました。
3月に入って再び痛みが強くなり、血液検査でリウマチの数値は下がっているものの、MMP-3の数値が上昇してるので、やはりこちらでもメトトレキサートを飲むよう言われています。
リウマチ因子が下がっていても、MMP-3が上がっているということは悪化してることになるのでしょうか?
このままもう少し様子を見ていたら落ち着くことはあるのか、すぐに薬を変更した方がいいのか悩んでいます。
よろしくお願いいたします。
回答
リウマチ因子(RF)は、関節リウマチの診断をするときに必要な検査で、陽性か陰性をみるだけで、治療に関しては一切関わっていません。
リウマチだとわかった時に重要なのは、【CRP】と【MMP-3】です。
あなたはリウマチ因子が陽性ですので、リウマチの体質をもたれており、CRPとMMP-3の上昇があり活動性があるので、治療をされているのではないかと思われます。
アザルフィジンを服用されたようですが、当院でもアザルフィジンの効果はほとんどないため、以前から使用していません。
実際服用された後も、CRPとMMP-3は上昇していますので、全く効果がなく、リウマチはさらに悪化しています。
リウマチ因子が下がったことに、因果関係はありません。
CRPとMMP-3の上昇があり、リウマチの活動性があるので、治療薬の変更が必要です。
メトトレキサートに変更されるのであれば、4cap/週で始められるのが妥当だと考えます。
1~2か月程度服用しても、CRPやMMP-3が下がらず、効果がなければ、またその時に、ご相談いただければと思います。
リウマチSOSにてご相談の際は、検査データをお送りください。検査データがあれば、的確なアドバイスができます