
執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
その他の疾患
「骨折で入院後、肺炎に。その後体調は悪化…」の続き
数日後、状態が悪化しているため総合病院に急遽転院した、と娘さんから連絡がありました。
カリウムの補正が見落とされていないか心配で、転院先の担当員連絡をとりました。
「前日、前医でカリウムを点滴内に補充したことで、pHは7.4、カリウム3.5に改善していますよ」とのことでした。Po2とPco2について聞いてみたところ、「Po2は50程度で、Pco2は47くらい」ということでした。やはり心配した通り、肺炎が治らないので、呼吸する筋肉が疲れてしまい、換気が不十分で、二酸化炭素濃度が高い状態になっていると思われました。それなら、人工呼吸器で十分な酸素を送っている間に、肺炎を治していくしか手がないと思われました。そのことを担当医に話したところ、「こんな高齢者に、ですか?」と言われ、「家族がなんというか…」と言って電話を切られました。
その数日後、娘さんから「お母さんがなくなりました」と、連絡がありました。治療に対して熱心な娘さんだったので、当然人工呼吸にも導入には同意されていたものと考えていたので、「人工呼吸器をつけて十分な酸素を送っても、肺炎が治るまで体力が持ち堪えられなかったんですね」と話したところm人工呼吸器はつけていないし、そのような話は担当医からはなかったということでした。
延命治療をするかどうかは、医師が決定する前に、御家族とよく相談する必要が絶対あると思います。高齢者ということだけで、治療もせず様子をみているということは、私としては納得がいかず残念な気持ちが残っています。
執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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TEL / 086-428-8525
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