その他の疾患

股関節のお話

―関節の歪みを正せば万病が良くなる―

多くの人は足の長さが違っており、そのため股関節の角度が左右で違います。
その多くは先天的なものというより、日常の体の動かし方の癖や仕事上の特殊な姿勢のために、股関節の角度に変化が起こることによって生じています。
人の体はクッションがわりに関節にフォローされることで、体の揺れを防いでいるのですが、中年と呼ばれる年代になるまで何十年間も同じ姿勢で動き続ければ、全身に弊害が出るのは当然の話です。
たとえば左足がもともと長い人は、足の長いほうの骨盤が上がります。すると背骨は腰の部分では足の短いほうに傾斜しますが、上体は、逆に足の長いほうへ曲がります。そして次に、反対側の肩が前に緊張して、背骨は前後左右に曲がることになります。
そうすると足の長いほうの外側に座骨神経痛が起こり、膝関節痛、痛風が起こります。膝の筋肉は左に偏るために腰痛が起こり、肩が前に緊張するために肩こり、頭痛が起こり、背骨に痛みが走ります。
右足の長い場合は、消化器系統(胃、十二指腸、肝臓、腸)と婦人科系統・泌尿器科系統の疾患が起こります。
また右足の長い人は、呼吸器系統(喘息、肺炎)と循環器系統(不整脈、狭心症、心筋梗塞)の疾患が起こります。
またどちらも背骨が前後左右にねじれているため、常に疲れやすい状況になります。
私は左足が長かったのですが、同じ姿勢のまま動き続けていると体が歪み、体全体の不調が起こっていました。
私だけでなく運動不足の現代人は、山道とか階段を歩くこともなく、したがって股関節を動かすことも少なくなっているため、股関節が開いてズレている人がすごく多くなっています。
多くの患者さんを観察して私が思うのも、やはり病気を抱えている人の多くは股関節が歪んでいるということです。そういう人には、せめて姿勢を正して、下肢の筋力アップにつとめてもらい、背中をまっすぐに伸ばし、大きな歩幅で歩いてもらいたいと思っています。
日常の運動と病気が、こんなにも大きく関係があるのを知っていただきたいと思っています。





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