大病院で、いまどきこんな治療が…

原因不明の「貧血」と「炎症」・・・総合病院で輸血までされていた

この検査データをみてください。
みなさんはどう思われますか?

これはリウマチの患者さん(80代・女性)の血液検査データです。
この方は、二つの総合病院を受診されていましたが「貧血」と「炎症」の原因が全く分からなかったそうです。
確かにHb7.9ですごい貧血がみられます。何か大きな病気が隠れていそうです。
MCHCをみると32.8と正常値なので、鉄欠乏性貧血はおきていないようです。
アルブミンが1.9と非常に低くなっています。医者になって40数年になりますが、ここまで低い数値は見たことがありません。おそらく末期の心不全か腎不全ではないかと思っていました。
すごい頻拍症で循環器科を受診したようですが、心臓には全く異常がなかったそうです。
またクレアチニンは0.72なので腎機能の方も異常がないようです。
鉄欠乏もなく心臓も腎臓も異常がない、なのにすごい貧血が出現している。となれば、アルブミンの合成ができなくなっているのに違いない。その原因は「体の中でひどい炎症が起きている」と確信しました。
持参してきた半月前のデータをみると、リウマチ因子と抗CCP抗体は共に陽性、全身の炎症を表すCRPは(6+)と異常高値で、滑膜炎を表すMMP-3も高値でした。
つまり「貧血」と「炎症」の原因は、リウマチの強い炎症だったということになります。リウマチの炎症がアルブミンの合成を止め、鉄の利用障害も引き起こし、このケースでは貧血が起きていたということになります。
これはリウマチの炎症を抑えることにより、「貧血」と「炎症」のすべてがすぐに改善されると思われました。プレドニンとリウマトレックスは中止の方向とし、抗リウマチ薬を変更しました。

娘さんに「お母さんの1ヵ月前の検査データはすごく悪いですが、今はそんなに悪いようには見えませんね」と話しました。すると娘さんが不思議な話をしました。それがなんと、母親の状態が悪化してきているので、このままではいけないと思い、リウマチの名医を探そうとしていた矢先、携帯を落としたそうです。そして拾い上げると、検索もしていないのに当院が表示されていたので、興味をもちすぐにクリニックのホームページや私の本を読まれ、生物製剤アクテムラのことを知ったそうです。そしてかかっていた整形外科(主治医)にアクテムラでの治療を依頼し、2回目の皮下注射を終えた後で当院を受診されたそうです。
1回目のアクテムラ皮下注をしてからは「腫れが引き元気が出てきたみたい」と患者さんは話されていました。
次回の来院時にはもっと良くなっていると考えられます。

貧血などでお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。







その他の改善症例につきましては、
院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

書籍について

大病院で、いまどきこんな治療が…

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    リウマチ因子、抗CCP抗体は陽性。しかし活動性はないので治療は必要ない

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