
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

リウマチ治療がうまくいっていない(炎症あり)
今回ご紹介するのは、以前当院にてアクテムラでの治療をされていた40代女性のケースです。
当院でアクテムラでの治療をしていた患者さん。抜歯のために、アクテムラを中止しました。治療を中止しても、リウマチの症状は消失していたので、アクテムラを中止したまま様子をみることにしました。
その後も定期的に来院され検査をしましたが、リウマチの活動性は全く認められず、「病気が出たら、治療をしましょう」とお話ししました。
その患者さんが、1年6カ月ぶりに来院されました。
聞くところによると、通院を中止している間に、両足裏に痛みが出たので、近くの整形外科を受診したそうです。その時、他の大きな病院から来ていたリウマチ専門のドクターに「足趾にリウマチが出ている」と言われたそうです。以前アクテムラでの治療をしていたことを話すと、すぐにアクテムラが開始となった、とのことでした。
今年の初めに「白血球が下がり過ぎている」という理由で、エンブレルに変更。その後の経過は良いが、「また白血球が下がるようなら、別の薬に変える」と言われたこともあり、コスト面のこともあって、当院での治療を希望されて来院されました。
患者さんには以前もアクテムラで効果がありましたので、再開することにしました。
アクテムラでの治療で白血球が下がることは、普通によくみられることです。
これは、見かけ上の減少で、アクテムラでの治療を行う上では、ごく基礎的な知識です。
しかしこれを知らないドクターは、白血球が下がり免疫が低下したと考えてしまいます。特には白血病を疑い、血液内科をすぐ受診するようにと。当然その後は、他の薬剤に変更されてしまいます。
このような事にならないためにも、このことは患者さんご自身にも詳しく知っておいてほしいと考えています。
「白血球の減少」については、次で説明しようと思います。
◆アクテムラでの治療中に白血球が減少するわけ
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