リウマチ改善症例

効果があるのに治療薬を変更…なぜ

今回ご紹介するのは、効果があったにもかかわらず、治療薬を変更された70代女性の方です。

≪受診前の経過≫
1994年、被だる手指に腫れと痛みが出現。近医を受診すると、「リウマチかも」と言われ専門病院を紹介された。
専門病院を受診すると、リウマチということで即入院となり治療開始となる。
退院後は通院治療となり、数年後には生物製剤での治療が開始された。
副作用が出現するたびに、生物製剤は次から次へと変更になった。
手指や手首の痛みが増強すると、一時的にプレドニンを服用し、白血球除去療法もされた。
現在左股関節が痛く、専門病院への通院が困難となってきたため、知り合いの接骨院の先生から紹介され、当院受診となった。

≪当院受診時の炎症の有無≫
持参された検査データをみると、現在は治療の効果があり、リウマチの活動性は消失している状態でした。
聞くところによると、主治医は血液検査でCRPが正常だとしても、リウマチ因子の上昇が認められると、治療薬を変更していったということでした。
実際、検査データにも治療の効果が顕著に表れているのに、治療薬を変更したがためにCRPが上昇した時期がありました。
治療に効果があったにもかかわらず、リウマチ因子の上昇があっただけで治療薬を変更し、副作用が出現。これを何度も繰り返すとは、返す言葉もありません。
この担当医は、生物製剤はリウマチ因子を下げる薬ではなく、炎症(CRP)を抑える薬だということを理解されていないようです。
現在内服中の抗リウマチ薬はリスクが高いようなので、今後は生物製剤アクテムラでの治療に変更する予定にしています。








その他の改善症例につきましては、
院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

書籍について

リウマチ改善症例

  1. MMP-3の上昇を見逃された

  2. リウマチ再燃、リスクの少ない生物製剤アクテムラで治療

  3. 従来の薬(プレドニンやリウマトレックスなど)は量が少ないと効かないこともあり、リスクだけが一方的に高い。今はほとんどの人に効果のある生物製剤(アクテムラ)で治療するべき。

  4. 効果があるのに治療薬を変更…なぜ

  5. 8年ぶりに来院

  6. ずさんな整形外科(検査もしないでリウマチ性多発筋痛症と勝手に診断し、ステロイドを投与)

  7. リウマチが進行、しかし医者嫌いで病院受診せず

  8. 原因不明の低血糖発作が毎日出現。その度に救急車。何が原因なのか。

  9. 治療していてもリウマチが進行していたケース

  10. リウマチ再燃。約4年もの間、投薬なしでリウマチの活動性が消失していたケース。

  11. 「サプリメント」と「ステロイド」ではリウマチは治らない。むしろ逆効果。

  12. 関東から急遽夜行バスで来院。リウマチは軽度、薬嫌い。

  13. 曲がっていた膝が、なんと1日で伸びるようになった症例。遠方から2泊3日で来院。

  14. 本人がリウマチを疑い、いくつかの専門医を受診したが「違います」と言われ、一度も検査されなかったケース

  15. 東京の有名大学病院のリウマチ科で、発症していないのにもかかわらず、リウマチ因子、抗CCP抗体が陽性なだけで治療開始。副作用で肝障害が出現し休薬となったが、その後リウマチが発症し急速に悪化したケース。今回もアウト

  16. 『リウマチ因子、抗CCP抗体ともに陽性』、でも8年経過してもリウマチが一度も発症していないケース

  17. どこの病院に行っても治らなかった関節痛、鉄欠乏性貧血、腹水。リウマチ治療で炎症を抑えると改善。

  18. 総合病院で何年もリウマチの治療をしても全く良くならず。治療変更で炎症は消失し痛みのない生活へ。

  19. リウマチ治療、その後。

  20. ステロイド離脱。リウマチの活動性消失。

  21. プレドニン減量、活動性消失し、生活改善。

  22. 副作用の多いステロイドは離脱。症状は改善。

  23. なぜ高齢者に多量の免疫抑制剤?

  24. 高齢者に多量のステロイドやリウマトレックスが?ステロイド離脱指示。

  25. ステロイドは抗リウマチ剤ではない!

  26. 治療変更でステロイド減量、諸症状すべて消失へ。

  27. アクテムラの治療で寛解に!

  28. 間違われた診断。

  29. また!高齢なのにステロイドが投与され効果がなかったケース

  30. リウマチ発症のタイミングを検査データでとらえられた

    リウマチ発症のタイミングを検査データでとらえられた

  31. リウマチ寛解から全快へ。非常に稀なケース(抗GAL欠損IgG抗体陽性から陰性へ)

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