リウマチ治療がうなくいっていないケース(炎症あり)

曲がっていた膝が、なんと1日で伸びるようになった症例。遠方から2泊3日で来院。

今回ご紹介するのは、治療に不安を持たれ、遠方から来院された60代女性の方です。

≪受診前の経過≫
2021年12月下旬、両膝に痛みが出現したため、整形外科を受診。
2022年1月、両手首にも痛みが出現し、再度受診。両膝は変形性膝関節症と診断され、血液検査の結果「100%関節リウマチ」と言われた。
2月、リウマチ専門クリニックを受診。リウマトレックスでの治療が開始となった。
4月、クリニックが閉院したため、総合病院に転院。リウマトレックス服用に抵抗があったが、担当医から「検査結果が良くないので、リウマトレックスを増やさないといけませんね」と言われた。
自著を読まれ、リウマトレックスの増量に不安があり、遠方からではあるが当院受診となった。

≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
持参された検査データをみると、リウマチ因子、抗CCP抗体、抗核抗体すべて陽性でした。
診察してみると、多くの関節が熱を持っていて、リウマチの活動性が高いような状態でした。
詳しく検査してみると、全身の炎症を表すCRPは(2+)、滑膜炎を表すMMP-3が642.2と上昇しており、両膝は曲がったままで、治療が上手くいっていないことが明らかでした。
生物製剤アクテムラでの治療を提案し、変更しました。動くのに支障があったため鎮痛剤も併せて投与したところ、効果があり、今までとはまるで違う1日が過ごせたそうです。
この患者さんは、これまで鎮痛剤が手放せない状態で、ボルタレンを常備していました。しかし、一度も使うことはなかったそうです。

≪治療後の経過≫
翌日来院された時には、曲がったままだった膝も伸びるようになり、体が一変されたようで「今後もアクテムラでの治療を継続したい」とのことでした。
”免疫を高める””リウマチに効果がある”と言われる健康食品を数多く試されたようですが、「人間は炎症さえ止まれば、必要な栄養は勝手に吸収するので、それも必要なくなりますよ」と話しました。


この方のように、リウマチ治療に疑問や不安をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。



具体的な治療内容 生物製剤療法
副作用・リスク ※ 注射部位反応、上気道感染、肺炎、蜂巣炎、胃腸炎等

※ 個人差はありますが、事前検査や上手な自己管理で、極力副作用を抑えることができます。









その他の改善症例につきましては、
院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

書籍について

リウマチ治療がうなくいっていないケース(炎症あり)

  1. 自己判断でリウマチ治療中断、1年後多関節の痛みが増強したため来院

  2. アクテムラやプレドニン、リウマトレックスでリウマチは寛解状態。しかし全身の関節の痛みが増すばかりで生活が困難に。一体どうして…

  3. 何度も膝の関節液が貯留。一度でも調べていれば…

  4. 治療に関する説明は必要

  5. 2年間リウマチが悪化、膝に水が溜まって歩行困難に。しかし「リウマトレックスは3cのまま、これ以上は増やせない」「痛みや関節液の貯留は仕方ない」と言われ転院決意。

  6. MMP-3の上昇を見逃された

  7. リウマチ再燃、リスクの少ない生物製剤アクテムラで治療

  8. またもリウマチ専門医が、検査もせずに”リウマチ”と即断し、抗リウマチ薬を投与していたケース

  9. 従来の薬(プレドニンやリウマトレックスなど)は量が少ないと効かないこともあり、リスクだけが一方的に高い。今はほとんどの人に効果のある生物製剤(アクテムラ)で治療するべき。

  10. 効果があるのに治療薬を変更…なぜ

  11. 早期リウマチが見落とされた。リウマチ性多発筋痛症と診断され、多めのプレドニンがすぐに投与されたケース。

  12. リウマトイド血管炎を見落とされていたケース

  13. 寛解しているのに薬がさらに追加され続け、高額医療が継続している症例

  14. 成人スチル病-以前から寛解状態なのに、免疫抑制剤やステロイドなど不必要な薬が大量に投与され体調を崩した-

  15. ずさんな整形外科(検査もしないでリウマチ性多発筋痛症と勝手に診断し、ステロイドを投与)

  16. 木を見て森を見ず。多すぎる抗リウマチ薬は危険。

  17. リウマチが進行、しかし医者嫌いで病院受診せず

  18. 原因不明の低血糖発作が毎日出現。その度に救急車。何が原因なのか。

  19. 治療していてもリウマチが進行していたケース

  20. リウマチ再燃。約4年もの間、投薬なしでリウマチの活動性が消失していたケース。

  21. 「サプリメント」と「ステロイド」ではリウマチは治らない。むしろ逆効果。

  22. 関東から急遽夜行バスで来院。リウマチは軽度、薬嫌い。

  23. 曲がっていた膝が、なんと1日で伸びるようになった症例。遠方から2泊3日で来院。

  24. 本人がリウマチを疑い、いくつかの専門医を受診したが「違います」と言われ、一度も検査されなかったケース

  25. 東京の有名大学病院のリウマチ科で、発症していないのにもかかわらず、リウマチ因子、抗CCP抗体が陽性なだけで治療開始。副作用で肝障害が出現し休薬となったが、その後リウマチが発症し急速に悪化したケース。今回もアウト

  26. どこの病院に行っても治らなかった関節痛、鉄欠乏性貧血、腹水。リウマチ治療で炎症を抑えると改善。

  27. 総合病院で何年もリウマチの治療をしても全く良くならず。治療変更で炎症は消失し痛みのない生活へ。

  28. 原因不明の「貧血」と「炎症」・・・総合病院で輸血までされていた

  29. 近くの整形外科が不適切な抗リウマチ薬を投与…その副作用にドクターも患者さんも気がつかず

  30. 炎症もないのに手の指の変形が急速に進行

  31. 抗GAL欠損IgG抗体は陽性だった

  32. これでいいのかリウマチ医療

  33. 4年前から発症していた?

  34. 専門医に行ったためにりうまちにされてしまし、たまたまリウマチを引き起こす引き金になった珍しいケース

  35. 抗GAL欠損IgG抗体の存在

  36. リウマチなのに…リウマチを専門とする整形外科で変形性膝関節症の治療をされていた

  37. その他の改善症例について

    その他の改善症例について

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