
リウマチ改善症例
プレドニン減量、活動性消失し、生活改善。
今回ご紹介するのは、当院で治療を変更して症状が改善された70代の女性の方です。
≪受診前の経過≫
約30年間、全国系列の大学病院で治療を受けていました。一日にプレドニン10㎎、ケアラム(25㎎)1錠服用していました。間質性肺炎と腎機能障害も合併していました。たくさんの薬を飲んでいるので、薬を減らす目的で当院を受診されました。
≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
リウマチの活動性は高く、両膝に水が溜まっていて、生活そのものが困難な状態でした。今までの治療の効果は全くなく、CRP、MMP-3の上昇がみられました。
≪治療後の経過≫
当院では、治療をアクテムラ皮下注に変更しました。CRP(-)、MMP-3も60以下とリウマチの活動性は消失したため、現在ではプレドニンを10㎎から4㎎と減らし、通常の生活が送れるようになられています。
上記のように、治療を受けているが効果が感じられない方、薬が多くて心配だという方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
具体的な治療内容 | 生物製剤療法 |
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副作用・リスク ※ | 注射部位反応、上気道感染、肺炎、蜂巣炎、胃腸炎 |
※ 個人差はありますが、事前検査や上手な自己管理で、極力副作用を抑えることができます。
